みなさんこんにちは。
ヤマコウです。
みなさん、6月から競技規則が変わるのを知ってました?
ちなみに5月は新ルールへの移行措置として、スタート関係の重注3個、誘導員早期追い抜きの重注3個でそれぞれ黄檗山に特別指導訓練(5泊6日)で行くことになります。
それは、今ある事故点とは別の処置となりますので注意が必要です。
簡単に新ルールを説明すると、
今のルールは、400バンクで残り2周半前に誘導員を切ると失格、そこから打鐘前の2角の誘導待避線(よーく見ると細い線が引かれています)前に誘導員を切ると重注という事故点が付きます。
それが今度の改正で残り2周(ゴール線)前で誘導員を切ると失格となります。
今の誘導タイムは、残り3周から2周は39秒で引いています。
それが改正後は2秒早くなって37秒で引くことになります。
これは半周18秒ですが新ルールでは17秒の計算です。
どういう意味かと言うと、後方から押さえに来る選手(例えば7番手から)は、遅くとも半周15秒程度、いや14秒、13秒程度で押さえなければならない。
半もがきで押さえることになるでしょう。
これは、押さえ先行で勝てる選手はいなくなると断言できるタイムです。
前や中団を取った選手が断然有利になるルール改正です。
あと、後方から押さえに来た選手は、誘導員に差し込んで内外線間を走ると失格になります。
誘導員のはるか外側で押さえるイメージです。
いろいろ細かいルール改正はあるのですが、このコラムはこれによってレースがどうなるか検証していきたいと思います。
まず、かましが主体のレースになり外枠の選手やラインは苦戦が予想されます。
脇本雄太や新田祐大のような、かまし戦法がメインになってくるでしょう(しかも内枠が条件になってくる)。
ただ、かましは相手が動いてから仕掛けるので、レース経験が豊富じゃない選手(新人ですね)は、なかなかタイミングが掴めないと思います。
デビューしたての選手は、まず押さえ先行でレースを覚えていきます。
レースを覚える前にかましで戦っていくのです。
これは、若手選手には苦しいルールだと思います。
古くは吉岡稔真クン、今なら、吉田拓矢、新山響平などが押さえ先行で売り出していきました。
そこから、受けて立つ立場になって前受けからレースを進めるようになるのですが、経験が豊富でないデビューほやほやの選手が、その難しい競輪をやっていけるのかどうか不安はあります。しかも枠に左右される。
競輪の最大の魅力である、「最後までレースが分からない」からボートレースのように枠で着順が見えてくる競輪が正しいかどうかわかりません。
ただ、そのように競輪界は進んでいっています。
私は、どんなルールでも対応できる選手が一流だと思うので、まずは6月からのレースを楽しみにしたいと思います。
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