村上義弘と博幸の兄弟連携は、どちらが前でもうしろでも、二人で先頭-番手ではなく、たとえば三番手四番手回りの連携でも、実に「競輪の味」というものを教えてくれる名コンビであった。
村上義弘が現役を退くという報とともに開幕した熊本記念in久留米。松浦悠士マークに義弘の実弟村上博幸という連携が初日も決勝も……などと記しはじめた矢先、奈良FⅠの決勝で村上兄弟率いる「京都軍団」の一員である稲垣裕之が優勝した。地元の山本伸一の渾身の番手捲りをズブリ、鬼のように抜いた。
【熊本記念in久留米】小松崎大地は良い意味でもそうでない意味でも、私にとって「わからない」選手である。だから四人ラインだから先行と決め打つのは危険かもしれないけれど、小松崎先導の北カルテットが逃げてくれないと、否、小松崎がドンと逃げてくれればこの決勝、けっこう面白くなりそうだ。なぜって暴れん坊の守澤太志にはきつい番手の仕事、それを承知で誰がアタックするのか。やっぱり深谷知広-郡司浩平なのか。何でもお見通しの松浦悠士には前述の村上博幸。地元の松岡辰泰にも曲者っぽいにおいが漂う。なんだか全員がんばれー風のやっつけ記事みたいになってきた。
稲垣裕之が優勝したから村上博幸も優勝(ああ、ヒロユキ・ヒロユキだ!)などと結ぶ気はない。が、初日も松浦悠士-村上博幸、決勝も同様、しかも村上義弘引退の激震が走る中で、だ。これを思い込まずになにを思い込む。
⑦④と④⑦を買います。
二十一時五十三分に附記、一風呂浴びたらちょいと気が変わった。
②⑦④と②④⑦を付け足します。
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