今年もあとわずか、競輪界も色々ありすぎたがなんとか無事にグランプリシリーズを迎えようとしている。

日本選手権が中止になったりオール7車立てなど一部変更は余儀なくされたもののよくぞここまで来たものだ。

おかげ様で今ではとりあえず普通に毎日競輪を楽しむことができている。

もちろん車券が絡んでいるのだからひどいレースにブチ切れる事はしょっちゅうだし数々の「改悪」には文句もたくさんあるが、それはとりあえず置いておき今年の競輪は大打撃を被りながらも最低限頑張ってくれたと思うので選手や関係者の皆様にはありがとうと申し上げておきたい。

さて、最後の大一番はまたまたブログにて能書きを垂れさせていただくことにした。

これまで何度も申し上げてきた通り基本的には「ここで大勝負‼︎」などという人はそもそも負け組（笑）、わざわざ一番難しいところを太く買う必要はない。

だから参加賞程度に軽く遊ぶのが望ましいしこの時期はそうしないといくら軍資金があっても足りない（笑）。

それでは28日のガールズから、小倉のトライアルの際に当ブログで各選手の短評は記しておりそこから大きくは変わらないのでここはさらっと進めたい。

12/28
ガールズグランプリ
①児玉　碧衣　108福岡◎
②佐藤　水菜　114神奈△
③高木　真備　106東京▲
④石井　貴子　106千葉
⑤梅川　風子　112東京△
⑥石井　寛子　104東京
⑦鈴木　美教　112静岡○

ここ3場所9戦全て11秒台で上がっているように①児玉のデキは万全、小倉で山原さくらに負けたのは完全に組み立てミスでふわっと前に出てしまうようなレースは持ち味がフルに生きない。

サマーナイトで前受けさせられたのも同様、よって①番車はあまり歓迎できないが同じミスを何度もするようなら今の地位にはいないはずだ。

どう考えても誰もまともに逃げたくはない組み合わせ、ここ2年同様の緩い流れが濃厚で前半が緩い＝後半が速いいわゆるヨーイドンのレースなら児玉が明らかに強い。

相手に抜擢したいのは⑦美教、なんとガールズでは極めて珍しく「児玉マークが理想」というコメントを出してきた。

もちろんガールズの場合はラインではないしコメントしたところで回れるかは分からない。

しかし勝つために何をすべきかを考えたら当然の一手、「前々」とか「取れた位置から」などというのはガールズではよく見かけるコメントだが論外だ。

現実にマークから差し切ったこともあるのだからまさかの裏も少し、自身も「持ち味は差し」と言っているのだから存分に発揮してもらいたい。

③真備は小倉トライアル決勝は展開負けで総合力最上位という評価は変わらないがさらに京王閣で失格とここへ来ての流れの悪さ、以前も消化試合で落車したことがありこういうのはちょっと気になる。

本命にするつもりでいたが変更、そもそも総合力を問われるような厳しい流れにならないと思うし児玉より先に捲ってもよほどタイミングよくいかないと一昨年のようにあっさり飲み込まれてしまうだろう。

むしろ上昇度としては②水菜に魅力、トライアルの優勝もかなり厳しいメンバーでのもので価値があるし前回の勝ちっぷりも凄まじかった。

⑤梅川もいつ勝ってもおかしくないスケールの持ち主だが一連のレースを見る限りまともな自力で頂点に立つにはもう少し瞬発力がほしい。

④貴子⑥寛子の両石井はトライアルの内容からも消し、貴子は児玉マークから実績があるが美教（が児玉をマークする展開）を重視したいし寛子はズルズル安全圏まで下げないで厳しく位置を取らないと通用しない。

梅川あるいは水菜あたりがハイペースの消耗戦を演出するようだと児玉危うしのパターンも、その場合は総合力に優る真備の出番になるだろう。

三連単
①②⑦ボックス
①③⑦ボックス
①⑤⑦ボックス

※ガールズ普通開催はコメント欄に掲載致します。

12/29
ヤンググランプリ
①松井　宏佑　113神奈◎
②高橋　晋也　115福島△
③宮本　隼輔　113山口△
④小林　泰正　113群馬▲
⑤坂井　洋　　115栃木
⑥河合　佑弥　113東京
⑦黒沢　征治　113埼玉
⑧小原　佑太　115青森
⑨森田　優弥　113埼玉○

並び
① ⑧2 ③ ⑤4 ⑦9 ⑥

例年難解なレース、①松井の力が抜けているように見えるが意外と「小物」（笑）が持っていくレースでもあり伏兵陣にも出番があろう。

最近のレースで目についたのは⑨森田、京王閣で決勝こそ逃げ潰れてしまったが初日二日目は捲りであの諸橋愛に抜かせなかったのは評価できる。

ここは同県⑦黒沢の番手があるだけに前が頑張ってくれれば最後は自力で出て一発も十分だ。

同じく番手の②高橋④小林も前次第で浮上、特に後者は早くもいい意味で小狡さが出ていて連下特注。

最後に③宮本も復調気配で押さえに。

ニ車単
①→②③④⑨
⑨→①②③④

12/30
KEIRINグランプリ2020
①郡司　浩平　99神奈▲
②脇本　雄太　94福井
③松浦　悠士　98広島
④和田　健太郎87千葉
⑤清水　裕友 105山口○
⑥守沢　太志　96秋田△
⑦平原　康多　87埼玉
⑧新田　祐大　90福島◎
⑨佐藤　慎太郎78福島△

並び
①4 ⑨86 ②7 ③5

注目はやはり今までのは何だったの？と言いたくなる②脇本→⑦平原の連携、どいつもこいつも絆とか道とか漢字とかカタカナとかエクスキューズばかりだがいちいち格好つけないで最初から「一億円ほしいけど自力じゃ勝てないから一番強い先行の番手」でいい。

もっともこれでまともに飛び出して平原に甘い汁を吸われるようでは脇本もおめでたいとしか言いようがなくつける薬がない。

コメントで何と言おうと「後ろは邪魔」が本音のはず、逃げるにしても勝てる仕掛けになるだろう。

脇本が渋るようなら他は誰も逃げたくないのだからこちらも緩い流れか、場合によっては③松浦あたりが先行というのもなくはない。

緩い流れから一気に踏み上がるような流れなら⑧新田の出番、踏める距離では脇本に分があるが一瞬の決め手ではこちらが上回っている。

失格した年を除くと毎年惜しいレースをしているがなかなか勝てないグランプリ、こういうタイプは勝てずに終わってしまうような気もするが（笑）今年こそだ。

昨年はうまく走ったようにも見えるが本来のレースではなく、やはり一番の持ち味である快速捲りで勝負してほしい。

こういうタイプが不発でも納得だが後ろに勝たれるのは不満、後ろの口車（笑）に乗って変に積極的になるのは勝ち上がりだけで十分だ。

脇本はそもそも状態面も怪しく思い切って消し、グランプリの賞金なら這ってでも走りにくる（笑）。

相手はまず⑤清水、サマーナイトで新田の捲りを追って最後は差し切っている。

近況いまひとつだが早めにグランプリが決定したアドバンテージはあるし人気が下がってくれればむしろ妙味、松浦の番手から迫る。

あとは「何もしない」条件で①郡司、脇本と新田以外がまともな自力で勝ち切るのは一連のレースを見る限り考えてづらく脚をためて追い込みに近い捲りで勝負してほしい。

あとは出たら買おうと決めていた⑥守沢、冬場の重いバンクはいかにも合いそうだし内も突けるので前に遠慮しないでさっさと踏んでほしい。

最後に手順として一応⑨佐藤慎太郎も、新田が勝つレースならほとんどちぎれそうだしこれが連覇とかは正直勘弁してほしい。

ニ車単
⑧→①⑤⑥⑨

今回は単発、それでは読者諸兄の皆様よいお年を。