函館競輪初日(七月二十一日)の第三競走チャレンジ予選は新人の堀江省吾(長野・119期)がぶっばなしの本命で、中山善仁(新潟・73期)-市倉孝良(東京・77期)のマークで人気本線(結果三連単の配当は190円)、茨木基成(東京・60期)は四番手と発するのを躊躇ったのか「先手ライン」コメントだけど市倉の後ろを廻るしかない。ところが「自在」コメントの中条憲司(兵庫・82期)が四番手の内側に居て頑として茨木を入れない。アンタは関東四番手じゃなくて先手ラインなのたろう? と、いわんばかりの鼻息の荒さでガンガン競った。そして茨木を競りとばし四着に流れこみ準決に駒を進めたのだった。
いかにもプロらしい運行と褒めれば、中条の後ろの選手はたまらない、と叱る声が出、もし茨木が恰好つけずに(失礼な響きになったならばご寛恕を――)関東四番手とコメントしていれば、ちがう展開もあったろうか。
どうせ廻れるだろうと(もちろん他の闘いかたを考えていないとはいわないけど……)言葉にあらわさなかった茨木と、はっきりいってないのなら「そこ」は廻さない、なんらかのアクションをおこしてもらおうじゃないの(?)中条の「競輪」がわたしには実におもしろかった。
しかしまァ、重箱の隅をつつくような小事を書き連ねる私の癖は治らんね(治す気もないけど――)。
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