ガールズケイリンは松山ナイターと西武園ミッドナイトがともに初日、週末はだいたいこの調子なので困ったものだ(笑)。
松山では外国人選手が参戦、いずれも順当に初日を飾った。
6Rは野口のぞみ→山原さくら→岡村育子→小林彩乃→ナターシャ・ハンセン(ニュージーランド)→板根茜弥→田中真彩という初手の隊列、どう考えても実質マッチレースなのだから山原にはハンセンより後ろにいてほしかったがこういう時に限って2番手だ(笑)。
このまま打鐘を迎えると山原は逃げるのぞみとの車間を大きく切って残り1周、この時に彩乃が山原後位に追い上げてハンセンもその後ろに入る。
ここから再度差を詰めていった山原は2角過ぎから番手捲り、相手はハンセンなのだからこんなところから出掛けていく必要は全くないしハンセンが来てから切り替えるぐらいでよかった。
これを待っていたハンセンはすぐに捲って3角では山原に並びかけると並走のまま直線へ、山原も抵抗するが脚色の違いは歴然だ。
最後はハンセンが山原をあっさり捕らえて快勝、山原が②着で彩乃が大健闘の③着となった。
ハンセンは着差以上の楽勝、山原が先に動いてくれたのでレースがしやすかった。
来日初戦の平塚で初日に細田愛未に差さされたが、その後はしっかり力をを発揮している。
山原は普段ならこれでいいが力が上の相手にまともに勝負してしまった。
こういう所でただ力を出し切るではなく勝つための工夫がほしい。
彩乃は大健闘、最終ホームで山原の後ろの岡村が離れたところを追い上げた。
だんだんレースに慣れてきて侮れない存在になりつつある。
7Rは門脇真由美→石井寛子→矢野光世→小坂知子→ステファニー・モートン(オーストラリア)→荒牧聖未→竹井史香、打鐘で動きはなくそのまま残り1周を通過する。
2角からモートンが捲ると小坂も併せて捲っていくが力が違いすぎる。
小坂の上を捲ったモートンは独走、これには離れた荒牧だが自力で小坂を乗り越える。
寛子は反応が鈍く完全に出切られてからようやく小坂を内から掬って3番手で大勢は決する。
モートンは大楽勝、連下も荒牧→寛子の②③着で順当に収まった。
モートンはここも圧倒的な強さで無傷の4連勝、凄まじい捲りに他派はついていけなかった。
これはちょっとレベルが違う感じで完全優勝が濃厚だ。
荒牧は自力で追い上げて②着も取手の予選ではついていけたモートンに離れてしまった。
着差通りの力の差で逆転となるとかなり難しい。
寛子はこのところ勝負所での反応の鈍さが気になる。
レースの間隔が詰まっていてあるいは疲れもあるのだろうか。
9/22
松山6Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①板根 茜弥 110東
②石井 寛子 104東▲
③ナターシャ ハンセン 000外◎
④竹井 史香 106香
⑤矢野 光世 104福
⑥荒牧 聖未 102栃○
⑦野口 のぞみ 110長
3車立て、順番だけの問題で車券的な興味は湧かないレースだがやはり③ハンセンの力が上か。
⑥荒牧・②寛子は追走できれば逆転は可能だ。
三連単
③→⑥→②
9/22
松山7Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①田中 真彩 112媛△
②小林 彩乃 112群
③小坂 知子 104岐▲
④ステファニー モートン 000外◎
⑤岡村 育子 102埼
⑥門脇 真由美 102大
⑦山原 さくら 104高○
④モートンの首位は堅い。
⑦山原も日本勢同士では明らかに上位で③着を当てればいいレースだ。
初日のレースで日本勢で一番見せ場があったのは③小坂、スタートが下手な①真彩は好枠でいくらかは出られそう。
三連単
④→⑦→①③
西武園では奥井迪が余裕の逃げ切り、地元の細田も捲りで初日を飾った。
1Rは藤巻絵里佳→田畑茉利名→中嶋里美→奥井→白井美早子→宮内愛→山本知佳という初手、残り2周を通過してバックで知佳が上がっていく。
知佳は中嶋の横まで進出して打鐘、奥井が動くと併せていくが毎回申し上げているように予選クラスでは奥井には飛びつけない。
奥井がいつものように最終ホームで豪快に外を踏んで主導権、初手からマークの白井もしっかり追走して3番手以下は離れる。
あとは最後までそのまま、奥井は白井を寄せつけず楽々逃げ切った。
白井が好マークの②着、あとは大きく離れたが第2先行になりながらも知佳が③着でしのいだ。
奥井は貫禄の逃げ切り、名古屋ではさすがに相手が悪すぎたがこのあたりでは負けようがない。
当所では負けなしの7連勝、今回ももちろん完全優勝が有力だ。
白井は初手から奥井マークで健闘、奥井は生ずるい先行でもつれさせるタイプではないのであとは自身がついていけるかの勝負になる。
今回は3.71のギアを使用、まずは上々の試運転となった。
知佳は離れた③着だが奥井が①番車での大外枠でこれはよくしのいだほう、終わってしまえば③着は③着だ。
優勝した後の平塚で予選落ちはいただけないが着実に力をつけている。
2Rは石井貴子(東京)→荒川ひかり→細田→山本レナ→中川諒子→青木美優→高橋智香、智香は1車追い上げて残り2周では中川後位が並走になっている。
打鐘で中川が飛び出して主導権、智香がよく追走して後位は前受けから番手を狙った貴子との並走になる。
並走は脚力で簡単に貴子が踏み勝つと思われたが前の中川もまともには踏んでいないのでペースは上がらず智香も健闘する。
貴子は内に包まれて引くにも引けない形で残り1周を通過、好機と見た細田は5番手から一気に捲っていく。
細田が中川を捲って3角では完全に先頭、まだ脚がある中川は細田を追走したレナを併せて番手に入る。
細田は捲って快勝、中川が②着となり貴子はその後ろからなんとか③着を確保した。
細田は好機に捲って完勝、近況は充実著しくようやく安定感も出てきた。
まだまだ重苦しい部分もあるがさらに強くなると見ている選手、期待は大きい。
中川は細田に捲られたもののレナを捌いて②着は確保、先行とは言ってもまともに踏んでいないので脚が残っていた。
前回防府では全く奮わず一般戦すら勝てず、周りのレベルが上がって航続距離の短い自力は通用する場面が限定されてきている。
貴子は智香を片づけるのが遅れて動けず、消化不良のレースになってしまった。
前回和歌山の内容は素晴らしかったがまだ全幅の信頼は置けない。
9/22
西武園1Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①山本 知佳 110和▲
②青木 美優 106栃
③宮内 愛 112香
④中川 諒子 102熊○
⑤荒川 ひかり 110茨△
⑥奥井 迪 106東◎
⑦山本 レナ 106京
⑥奥井を巡る争いだが自力を出さない前提で④中川の俊敏さが上回るか。
好枠に転じた①知佳とマーク戦の⑤荒川へ。
三連単
⑥→④→①⑤
9/22
西武園2Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①細田 愛未 108埼◎
②高橋 智香 112愛
③藤巻 絵里佳 110島
④白井 美早子 102大
⑤田畑 茉利名 102千
⑥石井 貴子 104東
⑦中嶋 里美 110愛
四日市では久々の優勝を飾り平塚では先述の通り外国人選手を撃破と勢いに乗る地元①細田の連勝、奥井に挑戦する前に負けてしまっては面白くない。
相手は実績で⑥貴子、初日よかった④白井と大穴は好枠で②智香。
三連単
①→⑥=②④
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