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競輪ストレス図鑑

2018/02/22 5:16 閲覧数(447)
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 テレビ画面右下に配置された、スケートリンクの図が、まるで競輪場のバンクみたいだ。
 冬季五輪、女子アイススケート・パシュート決勝のテレビ中継を見ながら、半周、早く、金メダルの万歳をしてしまったのは俺だけだろうか。
 通過タイムのプラスマイナスに一喜一憂し、バーチャルの三人対三人に声を上げた俺は、昔の競輪に似た興奮を味わった気分だ。
 スタートを取ったマーク屋が◎一人だけ入れるのか、それとも二人迎えて三番手なのか――。◎の先行屋の番手が競りなら逃げ切り車券、問題はどっちのヨコが強いかだ――。中野浩一のガマンか井上茂徳の寸チョンか――。フラワー軍団はどう並ぶのだろう――。昔の競輪も悩みは尽きなかったが、トップ引きや誘導員がある程度までちゃんと引っ張る競走形態は、先行選手とマーク選手を軸とする、根のしっかりとした悩み――? であった気がする。
 ヨコの技術と勝負度胸が試される「競り」という戦法が、マーク屋にとって有用であった時代は去り(マーク屋という括り自体も通用しないのか?)、――競ってる二人は消し、誰が番手に嵌るかだ――後ろが競りの先行屋も買いたくない? 2対2対2対1対1対1のバラバラ。単騎の後ろに単騎もありかァ――? 誘導員が赤板すぎに退避してしまう競輪=先行屋受難の競輪であり、カマシ捲り全盛で四回転近いギヤなのだからマーク屋受難でもある。競輪の「悩み」の種類が変わってゆく。もちろん日々車券を買いつづける人からすれば、俺の感ずる変遷なぞお笑い種であろう。眼前の競輪がそうであるなら(あると思われるなら)、それに沿った(沿っていると考えた)車券を買うだけだ。そりゃ充分承知なのだが、頑迷固陋な俺には、今の競輪がちょっとだけストレスではある。

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