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競輪メモリーズ(一宮)

2020/05/05 21:59 閲覧数(815)
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当時仲良くしていた年上の女性と一宮競輪場でデート?したときのお話。

確か「オクトパスファイヤー賞」(タコ、火→つまりたこ焼き)というたこ焼き屋さんの冠がついた開催だったように記憶しています。

「この選手が逃げるから」
「で、最後にこの選手が捲るけど、前の選手にはじかれてこの選手が勝つ」
「だから○○ちゃん、この選手とこの選手のワイド買ったら○百円儲かるで。」

などというつまらぬレース展開を彼女に説明して、彼女は「うんうん」とかわいく興味深く聞き、マークカードを丁寧に塗り始めました。

そこへあるおっちゃんが。
「何からいくんや?」などと、競輪場でよくある、見慣れぬ若いやつに自分の予想をわざわざ説明してくるおっちゃんの面倒くさい絡み。
きれいな女性がいるから絡みたがるのもなおさらです。

そのおっちゃんの予想は、わたしとはまるで正反対の展開。
どうやらガチガチの本命党で、くそつまらぬ買い目です。

わたしは気を遣って素直に聞く・・・ではなく、逆におっちゃんに、「いやいや、違うでおっちゃん。○番はないで。」

きれいな女性がいるから絡むおっちゃんと、きれいな女性がいるから負けじと意地を張るわたし。
彼女は「○○くん、すごいね。よくあんな常連のおっちゃんと張り合えるね。」

張り合えることが良いことなのか良くないことなのかは別として、わたしとおっちゃんの判定は、レースへと持ち越されました。

結果はきれいにわたしの読みどおり。
本命崩れの穴車券となり、面目が保たれたのはわたしでした。
彼女の車券もワイドにしては高配当。
デートとしては良い「展開」となりました。

彼女が一緒なので、万車券を当てたからと次のレースには手を出さずに、払い戻したら競輪場とはさよならして食事へ。
何年も前の話ですが、深く記憶に残る、微笑ましく楽しい思い出です。

これまで、ハズレの方が当然多いですが、それなりに高額の車券を当てた良い思い出はたくさんあります。

しかし、やっぱり本場で残せた思い出には叶わない。

今や、家にいながら、他の遊びをしながら車券を買うことはできますが、やっぱり競輪は本場です。

コロナ禍の今、ふとそんなことを思い、長々となりましたがここに書きました。

ダービーさえ中止になって、これが少し収まったとしても当面は無観客。

われわれファンが本当に願うのは、きっと、ただ車券が買えることではなく、競輪場に行けるようになることです。

そのときが1日でも早く来てほしいと願うのならば、国や行政の自粛要請などに従うのが今は最良の手段なのかもしれません。

ひとりひとりの小さな心掛けを寄せ集めて、また競輪場へと足を運べる良き日が訪れますように。
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