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高松記念

2019/02/01 19:14 閲覧数(1126)
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みなさんこんにちは。
 
高松記念が始まりました。
このバンクの特徴は、直線はあまり長くないのですが、カントが非常に高いです。
どういうことかと言うと、まくりにくいですがスピードは乗るということです。
直線が短いのですぐにコーナーに入ってしまう。
3角で壁に当たり失速しやすいバンクです。
それを攻略するにはコーナー前で出切るのが基本です。
 
先日、スピードチャンネルで放送している【こーじ宴】の収録で、
小松島競輪場に行ってきました。
昨年ヤングGPを優勝した太田竜馬(109期・徳島)に話を聞くためです。
 
髪の毛をピンクにしたり金色にしたり、徳島の伝統?かもしれませんが(原田研太郎や小川真太郎)、さすがにピンクにした時は体の線が細いこともあって、新宿あたりにいる出勤前のオネエに見えてしまいました。
 
朝の8時半頃に小松島競輪場に行くと、太田は他の選手がバンクで周回練習をしている中、
一人黙々とローラーに乗っていました。
「どした?周回せんのか?」
と聞くと、
「冬は成績が悪いので、練習方法をいろいろ模索しながらやっています。」
確かに昨冬までの太田は冬場の成績は安定していませんでした。
寒くなると急に弱くなったりして、線の細い太田らしいな…と思って見ていました。
「ローラー練習を取り入れることによって、今年の冬は安定してきました」
と手応えを掴んでいる様子。
 
他の選手が周回練習を終えてもがき練習に入ると、ひょこひょこと現れて一緒にやりだしました。しかし、先輩の阿竹智史(90期・徳島)の後ろを回って感触を確かめる程度。
私が現役の時、竹内雄作(99期・岐阜)が私の後ろで調整しているときがありました。
「誰の後ろで調整しとるんじゃ!」
と一喝してやりましたが、徳島は優しい先輩が多いです。
 
バンク練習を見てから対談。
普段の太田と違って非常に饒舌でした。
開催中の太田は、人見知りなのか「そうですね、はいはい」と、記者さんの質問を早く終わらせたいという感じですが、こうやってじっくり話すとまた違った魅力がありました。
「ヤングGPを取って一区切りついたね」
と話すと、
「僕は区切りをつけないです。死ぬ時が一区切りです」
とあの顔で、なかなか奥の深いことを言います。
「初詣も行ったことがないし、神頼みもしない。だから人の評価は全く気にならない」
と言う太田が少したくましく見えました。
こういう理由があるとは少しも知りませんでした。
「高校生の時にこの考えに至りました」
と言いますが、何がきっかけだったのかは話してくれませんでした。
 
「僕は、レースで一度しか踏めないので行けると思ったところからしか仕掛けません」
という太田の一言を聞いて、今の太田のスタイルが腑に落ちました。
競輪祭の決勝しかり、高知共同通信社杯決勝もしかり。
それが太田のスタイルで、ブレはなさそうです。
 
今回の太田は、連日脚を使って先行しています。
「どっちやねん!」
と思って検車場で聞いたのですが、
「むだ脚ってなんですかねー」
とけむに巻かれました。
 
なかなか奥の深いやつだ…
と思いつつ今回のコラムは終わらせていただきます。
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