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平成貧窮問答歌 其の千三百三十三

2017/08/22 4:22 閲覧数(652)
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今日もガールズケイリン、どんなに残念な結果になろうとも毎日淡々と書くのが私の務めだ(笑)。

車券が当たったり贔屓の選手が勝った時だけ仰々しく書くのは誰でもできる。

ともに最終日を迎えた静岡と武雄でそれぞれ決勝戦、静岡決勝は新人の鈴木美教がいったんは山原さくらに捲られたがその後ろの小林莉子を捌いて最後は山原を差し返す見事な内容で2回目の優勝を地元で飾った。

レースは田中まい→山原→莉子→鈴木奈央→美教→門脇真由美→三宅愛梨という初手の隊列、これで当たらないかね(笑)。

打鐘で美教が一気に仕掛けるがまいも突っ張っていく。

並の新人なら負けじと踏み込んで余計な脚を使ってしまうところだが、美教はすぐに緩めて後続の動きを確認すると車間を切っていた山原の前に入ってしまう。

そもそも捲りたい山原がこの形なら両者で叩き合ってくれると思うのは決しておかしくないのでこれはまだ許容範囲、これでも十分にいい位置だし美教は番手捲りなのは見え見えなのだから実質番手だ。

ところが前に入られて慌てたのかあるいは力でねじ伏せてやろうとしたのか、2角から山原のほうが先に捲っていく。

もっとも今日はこういうレースをしてしまうだろうと思っていたから莉子のほうを本命にしたわけで、ここまでは狙い通りだった。

山原が先頭に立った時はもう的中を確信、あとは追走の莉子が内の美教と外から捲ってきた奈央の間をいつものようにスパッと抜けてきて直線勝負だ!と思っていたが、次の瞬間私はその場に崩れ落ちることになる(笑)。

自身のスピードはそれほどではなくてもうまくスピードをもらって伸びてくるのが莉子、特に狭いところでも抜けてこれる追走技術はガールズケイリンのなかではズバ抜けている。

ところがその「見せ場」で新人の美教にまさかの踏み負け、脚が残っていた美教に山原後位を捌かれてしまう。

これで美教は絶好の展開、あとは早仕掛けの山原を直線で楽々捕まえて嬉しい地元での優勝となった。

山原は先に捲ったものの美教に後位確保から差し返されて②着、莉子は山原後位を捌かれて③着に終わった。

美教は見事なレースで強敵に完勝、これはもう恐れ入りましたとしか言いようがない。

玉野では奥井迪とまともに勝負して完敗、それだけに今回もそういうレースをしてくるものと思っていたが、予選でもしっかり位置を取っての仕掛けができていたし決勝も落ち着き払っていた。

特筆すべきはダッシュのよさ、しかも緩めてまた踏むというように緩急がつけられる。

動きたい時に俊敏に動ける瞬発力は今日の相手となった山原・莉子・奈央が比較的弱い部分であり、莉子を捌いた場面などはその差が如実に表れた。

千葉での初優勝はメンバーも軽くまだ半信半疑だったがこのメンバーを相手にこの勝ちっぷりは本物、今日はまだ展開上たまたまの部分もあっただろうが今後はこれを最初から狙ってやれるようだとさらに手強い。

山原はいったん捲った相手に差し返されるようではやはり仕掛けが早かったと言わざるを得ないだろう。

放っておいても美教は発進してくれるはずで直線勝負でもいいぐらいだしせめて前が踏むまで我慢してほしかったが、包まれたり脚を余すのを最も嫌うので内でじっとしていられない。

それなりに力は示しているがすっかり悪い流れになっているし、何よりもこのところは「前のめり」で少なくとも私のやってほしい事とは真逆になっているのが嫌な材料だ。

莉子は今日は完全に脚負け、あの場面でしっかり追走できなかったのは私も痛恨だが(笑)本人も痛恨だろう。

美教が強かったのも確かだが、こういうのを見るとやはり落車の影響もあるのかなと思ってしまう。

これは走って本来の姿を取り戻していくしかないだろう。

山原も莉子も年齢はまだ若いしこれまでは飛躍的な全体のレベルアップに比較的順調に対応して成長してきたが、それがずっと続くと約束されているわけではないし、周りもものすごいスピードで進化していくのでちょっと停滞すればすぐに取り残されてしまう。

このクラスになると現状維持だけでも大変だろうがなんとか踏み止まってほしい。

今日はどちらかが勝って新勢力に貫禄を示してほしかったので、この完敗は両者ともに「喝!」だ。

奈央は圧倒的な強さで予選を連勝、今日は山原や莉子を抑えて人気になっていたが、やはり俊敏さがまだまだで今日は完全に立ち遅れてしまった。

予選のようにスンナリ位置が取れればいいがメンバーが強くなればそう簡単にはいかない。

ようやくレースを覚えつつあるなかでこれも勉強、予選で山原・莉子を破った力はこちらも本物だしこれからどんどん強くなっていきそうだ。

一方の武雄では児玉碧衣が順当に完全優勝を飾った。

レースは宮地寧々→吉村早耶香→児玉碧衣→東口純→中川諒子→荒牧聖未→板根茜弥という初手、最初っから全員が一番強い選手に都合よく並んでしまってどうするのか(笑)。

あと相変わらず多い児玉→東口の組み合わせ、初日は東口が吉村の後ろにいたし必ずではないが頻度は高い。

打鐘で吉村が宮地を叩くが宮地も叩き返して最終ホームで強引に主導権を取る。

ただでさえ戦力が全然違う相手の前でこんなことをやっていてはとても勝負にはならない。

児玉は絶好の3番手、前の吉村も引きつけて出るがこういうレースは一番強い児玉があっさり交わして3角では先頭に立つと初手からマークの東口と中川後位から降りた荒牧が続く。

児玉は大楽勝の完全優勝、東口が好マークの②着となり荒牧は③着に敗れた。

児玉は拍子抜けするほどの大楽勝、初手から絶好の位置で最も得意な半周のレースになり全く危なげなかった。

力の差は仕方ないが他派もあまりに無策、連係というわけではなくても阿吽の呼吸である程度結託して後方に置くか内に包囲するなど圧倒的に力が違う児玉を苦しめる動きをする必要があった。

東口は初手からマークで好追走、後ろにいることが多くてもだいたいは離れてしまうのでアテにはならないが、初手からマークのアドバンテージと配当で狙う手はある。

これだけ緩いレースになれば追走も楽で離れようがなかった。

荒牧はこれは枠負け、初手で決してしまった感じのレースだ。

自分からは動きたくないし、児玉が飛び出すような展開なら出番があったのかもしれないがこの単調なレースではどうしようもなかった。

豊橋記念「ちぎり賞争奪戦」は主役の深谷知広・金子貴志が順当に決勝進出、相変わらず人がいい深谷くんに加えて準決勝を見ていても金子は全くの無風でその後ろをアホみたいに取り合っているのだからだいたいの展開は見え見えだろう。

8/22
豊橋12R S級決勝
[車 名 期県]
①深谷 知広  96愛
②志村 龍己  98梨
③河端 朋之  95岡▲
④磯田 旭   96栃
⑤吉田 敏洋  85愛△
⑥阿部 大樹  94埼
⑦金子 貴志  75愛◎
⑧黒田 淳   97岡
⑨伊勢崎 彰大 81千○

並び
③8 ①75 9 ⑥24

①深谷に勝ってほしい組み合わせだがまたも飛び出してしまいそうで車券は後ろの⑦金子から、今さらこんなのを見ても全然面白くないが車券は別で、そうなる可能性が高いのならそれを買えばいい。

相手はまず単騎の⑨伊勢崎、連日絡まれているがデキのよさでしのいだ。

ここは脚をためて回れそうなので捲り追い込みに期待する。

それからこちらも好調の⑥阿部が深谷に抵抗すれば教科書通り③河端の捲りが再度炸裂も。

最後に金子の後ろの⑤吉田も押さえざるを得ない。

二車単
⑦=③⑨
⑦→⑤
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