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箒川を渡って

2020/06/29 11:45 閲覧数(1032)
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 2012年放送のNHK土曜ドラマ『とんび』に流れた『箒川を渡って』を聴き、踊ろうマチルダなる歌手を知った。圧倒的な声にやられた俺は数ヶ月後、鶯谷駅近くの「東京キネマ倶楽部」まで出向き、会場二階の椅子席から彼のライヴを観た。『ギネスの泡と共に』の曲中、大勢の客が麦酒を廻し飲みしたり乾杯するフロアの大騒ぎが羨ましくなり下に降りたのだが、渦の中に入るような明るさは俺にはなく、周りで観察するだけの暗い人間だったけど、傍にはたしかにアイリッシュ風に盛り上がるヴァイブレーションがあった。踊ろうマチルダは昨年、活動を停止している。
 年に一度は観ていたザ・プライベーツの新宿「紅布レッドクロス」のワンマンが懐かしい。近年は脚が一杯になるので情けないがアンコール前に退散していた。そろそろ観られるようになるのかしら。
 ここ数年はすっかり出不精になって競輪場に往く回数も激減しており、禁断症状が起こるわけでもないが、「全閉店」と告げられた時は「心配性」が頭をもたげた。
 昨日(六月二十八日)午後、第一レース発走直前にテレビのチャンネルを佐世保の競輪中継に廻したら、丁度九人が発走機におさまり号砲が鳴る寸前だった。画面左方に金網越からバンクの選手を見やる楽しげな二人の観客が映し出され、我がことように嬉しくなった。

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