第何競走かの発売中におこなわれた決勝進出九人の特別選手紹介、いつもの康多スマイルがないのは寒さのせいなのか、眉間のしわを見た俺は、平原が勝つなァ――と心中で呟いた。
数時間後、敢闘門から選手がスタート台に着くまでのあいだに様々な雑念心配が起こる。大寛寛徳はひょろっとしてるなァ――。平原康多が鬼の門番となる大宮記念で神山拓弥は優勝してるんだっけ――。平原七番、神山八番車かァ……。⑦⑧、⑧⑦は俺が困ったとき助けてもらった出目じゃないの――。
号砲が鳴り、隊列が定まり、各線が動きだし、カーン、カーン、カーン、カーン、カーン――! と打鐘が打ち鳴らされる……。
う~ん、ふうむ、ほう――。
古性優作と村上義弘ねえ。四日市のGⅠであれだけの競走(古性がメイチ引っ張って村上の番手捲りだった)をした仲だもん、古性の本領発揮、村上のガードと考えればこの二車単2500円はオイシイだろう――! 三連単は33140円――? くわあ~、三千円買えば百万、には届かないのならまァいいかって、何とも最低ちゃんの明日につながらぬ独り「反省会」である。馬鹿者は今すぐ窓からはい出し、滝に打たれに旅立たねばならない。
しかし村上義弘という競輪選手はやっぱりすげえや――!
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