平原康多は大宮記念の「鬼の門番」であると幾度記し、何箇所で喋ったことだろう。
が、現況の平原が自力であっさり勝てるのかと質されれば即答はためらう。ま、べつに自力じゃなくても大宮記念の平原は勝てばよろしい。と「禅問答」で返すことにしようか。
さて、自力じゃなく、かといって無難な位置取りでもなく、タテヨコ斜めの平原が最後の最後に届く。そんな画を描いての相手取捨だ。
① まず、筋の木暮安由は切る。
② 単騎の村上義弘は軽視する。
③ ベスト状態の守澤太志は大好きな選手だけど、佐藤友和に任せるのでは魅力半減(友和も贔屓の選手だが、最近の友和は準決は権利どり、その優勝のほとんどが番手捲り展開だ)。
④ 岩本俊介はどこから仕掛けても来ちゃう感じ。マークの岡村潤がまぁ律儀だから、「いいところ」からのカマシ捲りも約束されている? 只一つの危惧は現在六連勝中の「勝ちすぎ」にある――と貧乏性の俺は案外心配性だ。
⑤ 小川真太郎の準決も結果権利どりに近いけど、よくよく考えた末の競走にも視えた。この選手の競輪を「想像」するのはけっこう楽しみで、食指も動くのだが、後ろの岩津裕介はどっちかといえば「ヨコよりタテ」の印象だから、そこは悩ましい(あえて換言するなら、前掲の岩本-岡本のような「塊」ではあり得ない?)。
《大宮記念決勝》平原康多優勝の「決り手」を”追い込み”、それもぎりぎり届く強襲劇と決め打つ「証左」に、自力選手を相手とする(説得力はゼロに近いものの、ゴール形態だけが薄ぼんやりと……)。二車単の①④を本線に、三連単の①②④と①④②を足す。
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