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朝練習の特報

2018/07/21 18:16 閲覧数(527)
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 大リーグのオールスター・ゲームのホームラン競走は「時間制」(打数ではなく時間内無制限打ちっ放し)に変わっていた。外野には少年少女がグローブを持って守備についている。憧れのスター選手の打球を捕球出来るかもしれないのだから、さぞかし嬉しかろう・愉しかろう。
 早朝野球の試合前のフリー・バッティングを想い出した。時間もないし三球か四球打ったら交代で、俺は本番二塁手だが、外野フライを捕るのが好きだったので一番先に打って一番後ろを守り、ここまで飛ばせ~と叫んでいた。恰好つけて最初の一球はバントする者、流し打ちに徹する者、只只大振りする者――色々居たものの、ほとんどがさっと打ってさっと引き揚げるのが常だが、なかなかバットに当たらないWだけはしぶとかった。根が真面目だから空振り空振り空振り凡打、しかもボール球はしっかり見送るものだから三四人分の時間を要した。俺は奴の時だけは芝生に座って野次るか空を見ていたものだ。だいたい仮に芯で捉えたとしてもWではここまで届くまい。そうだ、生涯防御率50点は越えているであろう我が軍のS投手は元気だろうか。ノーコンのSがホームラン競走のバッティング・ピッチャーを務めたら大変なことになるだろう(ツマラン!)。
 ある時期、熱心な予想屋さんの朝練特報というやつに凝ったことがある。地元の某と某がピッタリ並んでガンガン捲っていた。などと教えられるとつい買ってしまうのだが、たいがい空発だった。考えれば、朝練習で必死にもがいている選手など、練習不足の最たる証かも知れない。
 特別競輪の出張があると、前検日に選手たちの指定練習を見るのが好きだった。各選手の参加番号を較べながら、ゆるゆる流しているのは清嶋-尾崎-山口だとか、猛然とダッシュしたのは長谷部じゃないか、神山の後ろを廻っているのは戸辺かァ――!? ひとりで興奮気味に観覧していた時代が懐かしい。
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