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平成貧窮問答歌 其の千五百十五

2018/02/20 5:01 閲覧数(590)
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ガールズケイリンは大宮・名古屋が最終日で佐世保ナイターが初日、凄まじいペースで開催されていてもはやついていけなくなりつある(笑)。

大宮決勝は梶田舞が底力を発揮、展開を突いて児玉碧衣・山原さくらを撃破した。

レースは梶田→山原→大久保花梨→高橋梨香→児玉→成田可菜絵→小林彩乃という初手の隊列、このまま打鐘となりまず彩乃が最終ホームで追い上げると併せて出た山原が梶田を交わして先頭に立つ。

児玉は彩乃を行かせてからその外を回って進出しようとするが山原が2角から一気にペースアップ、後ろの梶田は離れたのか車間を切ったのかちょっと分からないがいずれにしろ児玉の仕掛けに併せて踏む形になりさらにその後ろの大久保も踏み込んでいく。

いかに児玉といえども山原が早々と仕掛け梶田→大久保までズラリと並ばれては普段のレースとは流れが全然違って簡単には叩けない。

梶田はちょうど山原との差を詰めていくような形で児玉を突っ張り切って直線へ、粘る山原を交わすと外から迫る児玉の追撃を振り切って見事な優勝を飾った。

児玉はわずかに届かず②着で11連勝でストップ、逃げた山原はかろうじて③着に残った。

梶田はかつてのグランプリ女王の意地で無敵を誇った児玉の連勝をストップ、底力を見せつけた。

予選ではまるで精彩を欠いており二日目は山原の番手スンナリで後ろの梨香に交わされていたほどだが、今日は児玉がいることでやはり山原も早めにガッツリ踏んでしまってお釣りがなかった。

現状では児玉にも山原にもマッチレースの力勝負になっては分が悪いと思うが、展開利を最大限に生かせるのはやはり実力以外の何物でもない。

ここはなんとか踏み止まって大いに面目躍如、これで流れを変えていきたい。

児玉はついに今年初黒星、ここはかなりメンバーも揃ったうえに他派の包囲網も厳しく仕掛けるタイミングも難しかった。

ドカンと仕掛けられる時はいいがちょっとタイミングを崩されると意外と脆く、このあたりがこれまで無冠の原因でもあり厳しい流れにいかに対応できるかがタイトル奪取への課題となる。

この展開でも最後は突っ込んでくるのだから力は断然、タイトルを「獲らないといけない」選手だ。

山原は早めに飛び出していったんは後続を突き放すもこのメンバーであれではいくらなんでも最後まで持たない。

一番強いレースをしているが常々申し上げているように「負けて強し」は何の意味もないし勝負の世界は結果が全て、強い者が勝つのではなく勝った者が強いということだ。

それでも十分に収穫はあった開催だしこれをいかに今後の勝ちに結びつけられるかが重要になる。

名古屋では高木真備が梅川風子を退けて完全優勝、4場所連続完全優勝の12連勝を達成した。

レースは梅川→高木→奈良岡彩子→中川諒子→三宅愛梨→土屋珠里→中西叶美という初手、このまま打鐘となり梅川が後ろの高木の動きを見つつ緩いペースで最終ホームへ向かう。

高木はこのままでもいい位置だが最終ホームで梅川を叩いて主導権、奈良岡も続いて梅川は3番手に入る。

2角過ぎから梅川が捲って人気両者のモガキ合いとなるがこれは内の高木が併せ切って先頭で直線に向かう。

梅川も苦しい展開からグイグイ伸びて差を詰めてきたが高木が見事な逃げ切り、4場所連続となる完全優勝を飾った。

梅川は惜敗の②着、③着には中川が入った。

高木は激戦を制して12連勝、最終ホームのところで叩いて後ろが離れて梅川に嵌られるのは怖いが連勝中によくあれができるものだし実戦では奈良岡が1車ついてきてくれたのも大きかった。

どこまで連勝が伸びるか、児玉と比べるとだいぶ楽な組み合わせだったのは確かで真価が問われるのはこれからだ。

梅川は3番手確保から捲り勝負、勝ちに出たが着差はわずかでも完敗だ。

しかし弱い選手なら高木に併されて外に浮いて終了のところを最後までしぶとく伸びていてやはり力がある。

中川は梅川を追走、モガキ合いで絶好の展開なのだから突き抜けてもいいぐらいだがいかんせん決め手不足、二日目もスンナリ高木の番手に入れたのにそこから伸びなかった。

平塚では一般戦すら取りこぼした現状では高木や梅川を逆転するようなシーンは想像しづらい。

佐世保では鈴木美教と奥井迪がともに逃げ切り快勝、しかし連下に伏兵が台頭して好配当が続いた。

6Rは細田愛未→田仲敦子→藤原亜衣里→美教→山口菜津子→元砂七夕美→戸田みよ子という初手、スタートで位置取りを失敗した戸田が残り2周の手前から追い上げると美教を抑えて4番手に入る。

さらに打鐘で戸田がイン斬り、戸田が単独なら大勢に影響はないがそうなればその上を美教が叩いてくるに決まっているのだから細田は突っ張るなりすぐに出るなりしないといけなかったがこのあたりの判断が鈍い。

美教はもちろん戸田の上を叩いて主導権、戸田は突っ張るわけがないので美教は脚を使わずに出られるし、美教が戸田の動きを待っているうちに追い上げた元砂もついていく。

戸田は3番手、細田はさらに後ろの4番手から最終バックで捲っていくがこれではいかにも苦しい。

美教はそのまま押し切って大楽勝、元砂が効果マークの②着となり戸田が③着で細田は④着に敗れた。

美教は余裕の逃げ切り、戸田の動きで仕掛けてくださいになったし元砂まで引き込んで細田を4番手に置くことができた。

前回平塚では奥井を破っているが展開がかなり向いたのも確かで今回の組み合わせだと自ら切り崩していくしかないが、センス抜群で何でもできるので改めてお手並み拝見だ。

元砂は追い上げマークが決まって大健闘の②着、ちょうど美教が戸田の動きを待っていたのが元砂にとっては追い上げるまで待っていてくれたようなタイミングになってよかった。

近況は補充の奈良を除けばなかなか着もまとまってきて好調だ。

戸田は初手で位置取りを失敗したがさすがの立ち回り、美教に元砂までついてきたので3番手にはなったもののしっかりリカバリーに成功してそのまま流れ込んだ。

脚力的には厳しくなってくるし成績も一進一退だが今日は持ち味を十分に発揮したと言える。

細田は予選では相変わらず、やるべき事ができていないしどうにももたつく。

それでいて別府の決勝などはやけに俊敏な動きで尾崎睦にあっさり飛びついたりするのだから実につかみづらい。

7Rは山口優衣→篠崎新純→宮安利紗→奥井→矢野光世→増茂るるこ→日野友葵、残り2周で奥井が動くと増茂→日野もこれを追うが篠崎も併せて出たので増茂は深追いせず、結果的にはこれが正解だった。

篠崎が奥井の後ろに入って打鐘、優衣もまだ内で粘っているが脚力差があるしまず奥井→篠崎になるだろうと思っていたら次の瞬間私は目が点になった(笑)。

いったい何を考えてこうなったのか、篠崎が4角から最終ホームで篠崎がなんと奥井を叩きにいってしまう。

これは完全に暴挙、もちろん奥井は出させない出られたとしてもこれでは最後まで持たない。

篠崎を突っ張った奥井は最終バックから後続を突き放して独走、篠崎は結局奥井後位に降りて優衣には踏み勝つが第2先行の状態になる。

奥井はいつも通りの圧勝、なし崩しに脚を使った篠崎は苦しくなりその後ろにいた宮安が交わしたところをさらに後ろから増茂が交わして②着となり宮安は③着となった。

奥井はここも大楽勝、篠崎の奇襲?も全く関係なかった。

平塚ではまたも梅川と一緒で消耗を余儀なくされ美教→山原の③着に敗れたが今回はそのような展開にはならないと思われるのでもちろん有力だ。

増茂は後方待機策が吉、奥井後位が大きく離れてズブズブの展開になった。

スパッと切れるタイプではなくジワジワ伸びるタイプなのでこういう展開はいい。

宮安は初手で奥井が位置を取りに上がった時に先に出て前を取ろうとしたのは奥井が先頭にまで上がると思ったのか。

後方ならともかく篠崎後位は十分いい位置だし結局は奥井に拾ってもらって元の位置から③着と頑張った。

篠崎はこれは大喝!デビューしたばかりだったりいつも先行している選手ならともかく今さら何やってんだよと言いたい。

無駄な脚もいいところで理解に苦しむ運行、最も応援している選手の一人だがこんなレースをされてはガッカリで二日目はしっかり決勝に乗れるように考えてほしい。

2/20
佐世保6Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①増茂 るるこ 102東▲
②田仲 敦子  104熊△
③山口 優衣  108佐
④宮安 利紗  106岡
⑤篠崎 新純  102千◯
⑥藤原 亜衣里 102新
⑦鈴木 美教  112静◉

⑦美教の独壇場、すでに勝負づけが済んでいる。

相手は勝負駆け⑤篠崎から①増茂と②田仲。

三連単
⑦→⑤=①②

2/20
佐世保7Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①元砂 七夕美 108奈
②細田 愛未  108埼◯
③日野 友葵  108媛△
④山口 菜津子 102高
⑤奥井 迪   106東◎
⑥戸田 みよ子 102広▲
⑦矢野 光世  104福

⑤奥井の連勝、相手も順当に②細田から⑥戸田と③日野。

三連単
⑤→②=③⑥

静岡G3「たちあおい賞争奪戦」は平原康多が3連勝、しかも準決勝で吉田拓矢を残せたのは大きい。

大宮で失敗しただけにここはしっかり完VでS級S班の貫禄を示したい。

2/20
静岡12R S級決勝
[車 名 期県]
①村上 義弘  73京
②大槻 寛徳  85城
③吉田 拓矢  107茨
④和田 真久留 99神▲
⑤古性 優作  100大
⑥取鳥 雄吾  107岡△
⑦平原 康多  87埼◎
⑧神山 拓弥  91栃◯
⑨成田 和也  88島

並び
④9    ⑤1    ⑥2    ③78

⑦平原で断然、今度は大丈夫だろう。

相手は⑧神山を大本線に気楽に捲る④和田と⑥取鳥。

ニ車単
①→④⑥⑧
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コメント(2)

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僧侶

おはようございます。
佐世保ガールズ
6R:美教は頭の良い娘なので臨機応変な対応。
三連単 7-2-1,5。

7R:5奥井の再勝。
三連単 5-4-2,6。

宜しくお願い致します。
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MAX

僧侶さん

おはようございます。

美教は変なことをしないので買いやすいですね。

何やってんだよという選手ばかりで…。

よろしくお願いします。
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