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函館記念

2017/05/18 20:44 閲覧数(1675)
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みなさんこんにちはm(__)m
ヤマコロジーの時間です。

函館競輪開設67周年記念五稜郭杯争奪戦が始まりました。

函館のサラッとした空気は、いつも来るたびに新鮮に感じます。
そんな中、前検日の検車場に村上義弘を見つけました。

直前のダービーを欠場。
みなさんも彼のケガの具合が気になると思います。
練習中に鎖骨と肋骨を骨折。
2カ月実戦から遠ざかり、久しぶりに雄姿を拝見いたしました。

誰よりもダービーを重んじる彼は、
「日本選手権」
という言い方にもこだわりを持っています。
そこを欠場するほど体調はおもわしくなかった。
そう考えるべきでしょう。

昨年のGPを優勝し、今年は1番車のユニフォーム。
オフのない競輪は、体調管理や精神管理が非常に重要です。
プラスに考えるならいい精神的休養ができた。

私がGPを優勝した次の年、1番車のユニフォームを身にまといました。
最初は1番車が嬉しくて、充実した気持ちで2012年を迎えましたが、
次から次へと迎えるレース、
そこに表彰式などのイベントが入り、精神的にかなり辛くなってきました。
そして、すぐに結果を求められるレースに参加しなければいけない。
練習をしていても、何をしていても
「しんどいな~」
という思いが先に来るようになり
「まとまった休みが欲しい…」
こう思うようになりました。

そして、忘れもしません2月の高松記念競輪。
2日目2次予選で落車失格という裁定を受けました。
最終バックで転んで空が目に入った瞬間、
「これでやっと(家に)帰れる…」とまず思いました。

昔、アリスの「チャンピオン」という歌に、
王座転落の時に「帰れるんだ~、これでただの男に~」
境遇は違ってもまさしくそんな心境。

昨年、名古屋ダービーとGPを優勝した彼はそんな気持ちだったのではないでしょうか。

そして、迎えた函館記念の前検日。
イメージとは違い、とても穏やかな表情でした。
2月の玉野記念までは、いつも厳しい表情で自転車を整備していました。
そこに村上の競輪に対するストイックさが伝わってきて
「苦しいのだな…」
と思っていました。

そして今回の長期欠場。
心身ともにリフレッシュしたと思いたい。
初日特選は、脇本雄太の番手戦。
周回中から上半身の硬さを感じました。
固めて乗るクセが付いたのかもしれません。
そつなく仕事をして2着でしたが、私はまだ5割程度かなと思っています。
長い期間、ダッシュの練習ができていないので瞬発力が不足している。
それが随所に現れていました。

レースを終えて報道陣に取り囲まれている彼の腕は、真っ赤になって皮がむけていました。
練習の日焼けの跡でしょう。
まだまだ闘志が衰えていないところを垣間見ました。


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