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真夏の祭典 第二回全日本選抜競輪 宿敵・滝澤を下した鬼脚・井上茂徳が初制覇

2022/07/04 3:17 閲覧数(780)
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募集テーマ:夏の思い出

第一回大会を佐々木昭彦が制覇した翌年のまだ二回目の全日本選抜競輪は真夏の火の国、熊本競輪場開催であった。酷暑の中での決勝面子も実にアツい面々だった。
結果から言うと当時は枠番連勝単式しか賭式なかったが②-④は¥1,490。
大外れだった。😭私は尾崎=山口健(④-⑤と⑤-④)に厚く張っての撃沈であった。本田晴美は強かったものの当時の滝澤は破格の強さだったのでそこからのズブズブとすけべな交わしの交わし車券の公算大と踏んだのだ。
気温的には熊本よりも高かったかも知れない群馬県館林場外車券売場をトボトボと後にしたものだった。😭

決勝メンバーは
①滝澤正光(千葉・43期)
②井上茂徳(佐賀・41期)
③菅田順和(宮城・36期)
④高下堅至(静岡・41期)
⑤尾崎雅彦(東京・39期)
⑥戸辺英雄(茨城・51期)
⑦山口健治(東京・38期)
⑧藤巻昇(北海道・22期)
⑨本田晴美(岡山・51期) で、

⑨②④・③⑧・①⑤⑦⑥で隊列。④高下堅至がどの位置に行くか?が焦点だったと記憶しているが、北勢には付かず同期の井上茂徳の後を選択。
当時は怪物・滝澤正光の全盛期ではあったものの、関東フラワーラインと九州ゴールデンコンビの対決が特別競輪決勝戦の構図だった。中野浩一の自力に多少、陰りが見えてきたもののクレバーな位置取りと俊敏さと十八番の捲りでライン先頭で頑張っていた一方、九州にはなかなか、強力な先行選手が育たずにいた。なので、西日本枠で先行役がいたらそこに付けてレースをすることも多かった。
 そんな地元九州熊本バンクの井上茂徳に加勢する形で岡山の本田晴美が青板から押さえて井上、高下を連れて最終HSもBSも奪取。6番手にいた4車並んだ滝澤フラワーラインは巻き返しが遅れる形となりジ・エンド。
G前鋭く追い込んだ鬼脚・井上茂徳の全日本選抜競輪、初制覇。2着は終始、井上マークの高下堅至が直線中割るも2着がいっぱい。途中、西日本ラインを切り替え追走追走した戸辺英雄が3着。滝澤正光-尾崎雅彦-山口健治と超強豪ラインも本田晴美の500バンクでも果敢に先行して4角まで頭で引っ張った頑張りで井上茂徳さんはグランドスラマーにリーチを掛けた。

井上茂徳さんの全盛時代は追い込み型に移行してからだが、記念戦あたりでも4角ではまだ、7番手でも直線だけで1着に届いてしまう正に『鬼脚』。
お陰で車券が買いずらかった記憶がある。別線の誰を2着に選ぶか?がである。が、同地区先行選手がいた場合は逆に信頼の厚張りが可能の芸術的な別線ラインへのヘッドパンチブロックとG前の測ったようなチョイ差し。
競り合いも実に強かった。
昔はダービートライアルという、日本選手権競輪出場予選会が1月か2月くらいにあった。一度、関東屈指の追い込み選手の一人、尾崎雅彦さんと川崎か?花月園か?だったと思うが尾崎さんイン、井上さんアウトで丸一周のキレイな競り合いを見たことがあった。
結果は3着だったと思うが、体幹の強さもだけど、決して屈しないその気概に感動した。
もうひとつの思い出は、宮杯の白虎賞レースで全員が追い込み選手の年があったのだが、青板くらいから先頭に立ってペース駆けして逃げ切り1着したこともある。
坂本勉選手の先行を自力捲り勝ちしたこともある。今で例えるなら、脇本雄太の先行を捲るくらいの難度と考えて頂くといいのかも知れない。

現在は解説もこなしておられ温和な感じですが、現役時代は勝負の鬼。
あんな横も縦も超凄い追い込み選手が出てきてもらうと、競輪ももっと盛り上り人気も回復するのではないかといつも思っている私です。
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