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平成貧窮問答歌 其の千三百二十六

2017/08/15 1:31 閲覧数(699)
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まさに「オールスター女」!!

いわき平G1「オールスター競輪」四日目は準決勝の前にまずガールズケイリン、ファン投票上位7名による「ガールズドリームレース」が行われて高木真備が最後の直線で大本命の小林優香を見事に差し切った。

高木はこれで昨年の松戸オールスターに続いて2回目のガールズコレクション制覇、一躍スターの座に踊り出たのも一昨年の同大会(こちらも松戸・②着)でオールスターとは相性抜群だ。

レースは奥井迪→高木→優香→梶田舞→児玉碧衣→山原さくら→石井貴子(千葉)という初手の隊列、奥井がこのメンバーで前を取りに出たのはちょっと意外だが、特別レースでは結果が出ていないだけになんとかしたいという気持ちだろう。

残り2周を通過してまず児玉が上がると山原も追走、打鐘で児玉が先頭に立つと後位は奥井と山原で並走になる。

奥井の後ろが高木で山原の後ろが優香、先行有力とされていた奥井が包まれているのでこのクラスのレースにしてはペースが全然上がらず残り1周を通過する。

山原が2角で児玉に並びかけるがこれはもう結果は見え見え、ただでさえ外並走で無駄な脚を使っている山原がヨーイドンで児玉を叩けるわけがない。

児玉はここまで来たらもちろん突っ張る一手、優香は児玉が踏むのを待って山原の後ろから捲っていく。

この時に奥井後位にいた高木は梶田を捌いて優香後位に切り替え成功、入られてしまった梶田はその外になる。

いかに児玉のダッシュがいいといってもこのメンバーになるとどの選手もそこそこの瞬発力はあるし、山原を突っ張ったところを優香に捲られてはひとたまりもない。

優香があっさり児玉を捲って2センターでは完全に先頭、以下高木→梶田→貴子と続く。

優香より後ろしか車券にならないというのだけは申し上げた通りになったが、そこにいてほしかった選手達が奥井より前で先行争いをしているようでは車券が当たるはずもない(笑)。

直線は優香と高木の一騎打ち、いつもなら着差はわずかでもしっかり押し切るのが優香だが番手絶好になった高木がぐんぐん差を詰めるとゴール前でわずかに優香を差し切って快勝した。

優香は後ろから差されるまさかの②着、優香後位を高木に捌かれた梶田は③着に終わった。

高木は100点満点のレース、常々申し上げているように「一番上手に走った選手が勝つ」のがガールズコレクションなどのガールズ特別レースだが、今日は高木が断トツに一番上手に走った。

初手は奥井後位、奥井が先行できずにひとつ間違えればこちらも包まれて共倒れも有り得たが、優香が仕掛けた時にうまくその後ろの梶田を捌いて後位を奪取することができたのが勝因だ。

近況の充実ぶりは認めつつもこれまでの特別レースでの実績は33バンクに偏っていて他では大敗続き、どうしても飛び出してしまうイメージが拭えないのもありタフなコースの今回は評価を下げてしまったが、この内容で勝たれては文句のつけようがない。

優香は捲ったまではいつも通りだったが高木の強襲に屈して惜敗、あえて敗因を挙げると緩いペースから一気に踏み上がるレースは比較的不得手だと思われるし、力のある児玉を捲るにはそれなりに脚を使わされるので十分にお釣りを残せなかったのかもしれない。

それに捲り追い込みが本来の形なので今日は多少早め、毎回申し上げているようにガールズは総じて踏める距離が短かめであり、優香といえどもそれは例外ではない。

タフなコースでまともに捲ってしまった分最後に脚をためていた高木との差が出てしまったか。

それでも力上位は明らか、優香が強いから優香とその後ろしか出番がない。

梶田は枠なりに優香後位を回っていたが勝負所で高木に入られてしまったのが全て、この位置を死守していればこちらが勝っていたかもしれないので痛恨だ。

こういうのを見ても最近は全体的にキレがなく感じるが、ただこういうレースになれば悪いなりに走れる選手だし変なことはしないので「買える選手」であることは変わらない。

貴子はやはり状態が本物ではないのか、初手から最後方でレースに参加せずに終わってしまった印象だ。

結局最後だけ突っ込むレースになってしまったが、それでも④着まで来ているのだからいかに後方勢に有利なレースだったかが分かる。

奥井はついに先行すらできず⑤着、スタートで前を取ったようになんとかこれまでと違う形を模索したが内に包まれて裏目に出てしまった。

近況は捲りも増えてきており、絶対先行しないといけないではなく使い分けていかないとこういうレースで好走するのは難しいし、それで誰も文句は言わない。

今のままではタイトル奪取は遠退くばかり、ガールズケイリンのレベルを飛躍的に上げたのは3期生の優香・貴子とこの奥井だし、これだけの選手なのだからなんとか一度は勝たせてあげたい気持ちもある。

児玉はまたも大敗、こちらもタイトル奪取が近くて遠い。

誰が見たって脚は争覇圏内、それなのに全く結果が出ないのはやはり勝つこと以外に力でねじ伏せてやろうとか余計な事を考えているからだろう。

奥井も児玉もこの点は同じ、予選クラスのメンバーでいくらぶっちぎってもこういうレースで同じことはできない。

秘かに期待していた山原はなし崩しに脚を使ってしまい早々と売り切れて⑦着、展開的に自信もあったし今回こそと思っていただけに残念だ。

何よりもやってほしい事と全く真逆のレースになっているので完全に期待はずれ、初めてこういうクラスで走るのならともかく今さら無駄に脚を使うレースをしているようではただ漠是と走っていると言わざるを得ない。

一方のS級準決勝はまたまた落車祭り、毎回ながら実によく転ぶ。

それでも決勝進出9選手はかなりの豪華メンバー、特にスピードのある選手が揃って見応えのあるレースになろう。

8/15
いわき平11R S級決勝
[車 名 期県]
①新田 祐大  90島◎
②脇本 雄太  94井▲
③深谷 知広  96愛
④竹内 雄作  99岐
⑤原田 研太朗 98徳
⑥坂口 晃輔  95三
⑦渡邉 一成  88島○
⑧山崎 芳仁  88島
⑨浅井 康太  90三

並び
② ⑤ ①78 ③496

準決勝の①新田は完全に判断ミス、大楽勝の展開のはずが外に浮いてしまった。

それでも終わってみれば⑦渡邉とワンツー、完全優勝こそ逃したが力の違いは歴然としている。

ここは強敵が揃ったが脚力はあっても自身以上に淡白な面々ばかり、力勝負ならまず負けない。

相手はもちろん⑦渡邉が本線、新田の番手も慣れてきたのかまず離れなくなっている。

あとはようやくいい流れになってきた②脇本、今回はお荷物も背負う必要がないので気楽だ。

逆に後ろにズラリと並んだ③深谷はまた飛び出してしまうだろうし大一番で番手が不慣れな④竹内というのは不安しかない。

中部はまとめて消し、⑤原田もこのメンバーでは展開待ちしかないので3車の勝負だ。

二車単
①②⑦ボックス

通常開催のガールズケイリンに戻って四日市ナイター二日目は新人選手が大活躍、まず地元の太田美穂が鮮やかに逃げ切ると大久保花梨は断然人気に応える連勝でその②着にも成田可菜絵が入って新人ワンツーとなった。

6Rは美穂→吉原菜那→藤巻絵里佳→中村由香里→細田愛未→猪子真実→山口優衣という初手、スタートはゆっくり出た美穂だが同期の吉原がこれを迎え入れる。

残り2周から動いた優衣が細田の横あたりまで上がって打鐘、4角から中村が仕掛けようとするが美穂は最終ホームでこれを十分に引きつけてから突っ張っていく。

この時に吉原が美穂に離れてしまい中村に併せて踏み込んだ藤巻が美穂後位に嵌まる。

中村はその後ろになり3番手、中村を追走した細田は最終バックで強引に捲っていくが中村が行けないのだからその上を捲ろうとしても苦しいに決まっている。

美穂は快調に逃げて先頭のままで直線へ、そのまま後続を寄せつけず堂々の逃げ切り勝ちを収めた。

好マークの伏兵・藤巻が②着、中村は直線差を詰めたが藤巻を交わせず③着に終わった。

美穂は最終ホームで勝負を決めてしまい大楽勝の見事な逃げ切り、実質先行1車の組み合わせで初手で前を取って当面の相手である中村や細田が後方というのはいい組み立てだ。

初日は中村が後ろにいるのに打鐘から突っ張ってまともに駆けてしまったが今日は中村を引きつけての先行、初日の失敗を生かしてすぐに巻き返した。

デビュー2戦目の奈良ミッドナイトで完全優勝はほとんど一発戦のようなメンバーだったのは確かだが、それを差し引いても今日の勝ちっぷりを含めてなかなかの力の持ち主だ。

藤巻は最終ホームのところで中村に踏み勝って美穂の番手を確保、絶好の展開になった。

まだまだひ弱いがもう少し走ってこないといけない選手、いわき平の一般戦を大差でぶっちぎったのが忘れられない。

中村は中途半端な仕掛けになりなし崩しに脚を使わされてしまった印象、今日は美穂の術中に嵌まって完敗だ。

初日は勝ってくださいの形になったが今日の展開では1車も拾えないのが現状、レースの上手さでしのいでいるがその上手さでも新人にあっさりやられてしまったとなると厳しい。

期待した細田もお粗末、全然位置が取れないので好走できる形が限られてしまっている。

最後も伸びず、毎回ながらもどかしい。

7Rは成田→蓑田真璃→飯塚朋子→大久保→田口梓乃→三宅玲奈→荒川ひかり、残り2周で動いた玲奈が大久保を抑えて4番手に上がる。

最後方の荒川は内を掬って打鐘、6番手になった大久保はすかさず仕掛けて最終ホームで前団を一気に叩き切る。

追走を試みた田口は離れて今日も大久保の独走、2角で成田後位から出ようとした蓑田だが行けずと判断して元の位置に戻る。

大久保が先頭で最終バックを通過して成田が第2先行、以下蓑田→飯塚となる。

大久保は楽々押し切って連勝、結局以下はそのまま成田が②着で蓑田が③着となった。

大久保は今日も豪快にカマして圧勝、一般戦のようなメンバーだしここはこのぐらいは走れないと先がない。

これで完全優勝に王手、決勝は同期の美穂の抵抗をどうかわすかがカギとなるか。

成田は大健闘の②着、大久保には突き放されて第2先行の形になったが苦しい展開をしのぎ切ったのは評価できる。

前回岸和田で一般戦ながら逃げ切りで初勝利を挙げており意気上がる一方、ようやくレースに慣れてきたか。

蓑田は成田後位から流れ込み、これは交わさないといけない展開だ。

今日もいったん番手から出ようとしたように無駄に動きすぎが目立つが戻った判断はよかった。

8/15
四日市5Rガールズ一般
[車 名 期県]
①飯塚 朋子  102大△
②吉原 菜那  112佐
③蓑田 真璃  110千
④猪子 真実  104愛◎
⑤荒川 ひかり 110茨○
⑥山口 優衣  108佐▲
⑦三宅 玲奈  108岡

どれも勝ち切れそうにないがどれかは勝つ(笑)。

③着以内という意味で穴で狙ってみたいのは④猪子、近況は予選さっぱりでも一般戦になると一変する。

当所向きの差し脚があり前半をうまく乗り切れれば必ず伸びてくるだろう。

相手は⑤荒川と⑥優衣、どちらもマーク戦主体なのでうまくいけば予選でも着があるがどちらも二日目に失敗した。

荒川の二日目は明らかに売れすぎ、確かに初日の内容はよかったがこの手の選手はちょっといいと力以上に売れてしまうので車券的には美味しくないことが多い(笑)。

あとは押さえで①飯塚、印は回らなかったが久々に予選で出番があった③蓑田もつけ足したい。

三連単
④=①③⑤⑥(36点)

8/15
四日市9Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①細田 愛未  108埼◎
②藤巻 絵里佳 110島△
③中村 由香里 102東○
④太田 美穂  112三
⑤大久保 花梨 112福▲
⑥田口 梓乃  102山
⑦成田 可菜絵 112大

⑤大久保の完全Vに立ちはだかるのは同期の④美穂、叩き合いが濃厚だ。

それなら①細田の捲り追い込み、初日(②着)のイメージでいい。

相手は同じく展開を突く③中村と大久保、好枠でうまく立ち回れれば②藤巻が大穴だ。

三連単
①→②③⑤
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コメント(6)

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僧侶

おはようございます。
四日市ガールズ
5R:もう少し走ってよの7玲奈を。
三連単 7-1,5-1,5,3。

9R:レース慣れして仕掛け所が良くなった5花梨で。
三連単 5-2-1,3,4。

よろしくお願いいたします。
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MAX

僧侶さん

おはようございます。

ガールズドリームレースはお見事でした!

2点で万車券はすごいデキですね!!

玲奈は一般戦ならあっさり勝ってもおかしくありませんが勘違い先行をしてしまいそうで…。

大久保は脚力上位で無理な先行争いさえしなければ有力でしょう。

よろしくお願いします。

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MAX

四日市ガールズ一般

24点→36点の誤りでした。

手を広げすぎ(笑)??

真実様お願いします!
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MAX

あかん!

手を広げすぎた…。

ところでいわき平決勝④はどこへ(笑)?
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僧侶

こんばんは。
竹内は残り2.5周の所で自爆テロでレースぶち壊しました。
下手なんだからGⅠ出るなよって完全にブチ切れました。
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MAX

僧侶さん

こんばんは。

竹内が番手という時点でだいたい下手をこきそうだなとは思っていましたが…(笑)。

それぞれの持ち味があるので並べばいいというものではないでしょう。

四日市ガールズ決勝は二車単を買っていたので辛うじてぶっ倒れずにすみました(笑)。

中村何やってんだか…。

またよろしくお願いします。

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