松井宏佑と宮本隼輔(ともに113期)は、劇画『巨人の星』の星飛雄馬と花形満の関係に似た宿命のライバルである――。過去に幾度も得意げに俺は記している。現状の二人の数字の開きには歴然としたものがあるが、それでもその考えに揺らぎはない。
昨年末のヤング・グランプリも両者の表裏に張った。明日(二月十日)の豊橋第十一競走はそれ以来の対戦となるのだが、さすがに特別競輪の準決勝でおなじ車券はちょっと買えない。さすれば、どうする――。
《豊橋全日本選抜競輪三日目第十一競走》宮本隼輔の逃げがガンガン掛かってハコ松浦悠士に絶好。そこに松井宏佑の捲り強襲の画なら、ライバルの力車券を応援するのに似た観戦が可能である。そんな陳腐なおもいつきで②③の二車単を買うことにしました。
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