猫も杓子も愚生も言う。番手の仕事。三番手の仕事。
女性の司会者も男性の解説者も筆者も言う。三番手の仕事は内を締めることだと。
三人ラインの三番手が道中で内をすくわれる。番手が別線を止めるため外に動いたとき連動して内を空ける。一瞬にしてラインが機能不全に陥る危機を防ぐために、三番手が内を締めるのは大切な仕事だと思う。が、ただただ内を締めていれば完遂というわけじゃない。そうも強く思う。首尾よく三人で直線に向いたなら、内から一コースに先頭、二コースに番手、三コースに三番手と開いて直線の闘い。これが「競輪の仕事」である。いつまでも三番手が内側牽制に固執すると、四番手の選手に「三コース」を譲ることになる。むろん競輪の展開は生きものであるからして、私の三番手論は浅薄なのかも知れないが、競輪はもともと、一車交わすのも大変な競技なのだから、締めすぎ踏めない三番手にはいささか閉口してしまう。現今は三連単の賭け式が売り上げの八割方を占めている。前に気を遣いすぎ着外の三番手にはいささかがっかりもさせられる。ま、そう読んで三着ずれる車券を買うのも又ギャンブルであるから、うん、ただのぼやきだな。
笑止。
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