皆様、おはようございます。

飯塚オートレース場にて開催中の、本年最初のSG戦、全日本選抜オートレース。２日間の予選を経て64名が勝ち上がり、３日目の今日は第５Ｒ以降で準々決勝戦が行われます。
という事で今日は、昨日同様終盤２個レース（11Ｒ、12Ｒ）の前予想で、皆様のご機嫌を伺います。

昨日のコラムでも示した通り、今日以降は天候不順の予報。まず今日は基本的には雨予報、「降ったり止んだり」という感じになるように見えますが、おそらく湿走路は免れないものと思われます。

一昔（いや、二昔くらい）前、雨のオートレースと言えば、とにかく「堅い」という印象が強かったように思います。レース結果欄には３連単でも３桁配当がズラリ並び、とにかく堅くても太く勝負するのがセオリーという印象でした。

しかし、どうも最近のオートレースは、むしろ雨、湿走路の方が難しいような気がしています。というのも、（またこの話か、という感じになってしまいますが）一口に「湿走路」と言っても、その水分量によって明らかに利くコースが変わってくるようになっており、単純に「湿走路巧者」が勝てるとも限らず、その時・その瞬間の走路状況によって思わぬ伏兵が台頭し、あっと驚く配当に繋がる事がよくあるように思います。例えば、試走時と本走時の状態にも差が生まれる事によって、試走では悪かったのに突然レースで好走する、或いはその逆のパターンもあったり・・・この点、昔との違いとしては、走路改修時の工法の改善等により、水はけが格段に良くなった事も、一因としてあるのではないかと、勝手ながら思う訳でございます。

また、特に飯塚の湿走路に関しては、他場ともやや傾向を異とする部分があるように思います。これも水分量に拠りますが、どちらかと言うと、より外目が利く事が多いイメージが有ります。このため、他場（特に川口）の湿走路を乗りこなす巧者も、飯塚では相応の実績を伴わない、という事が良くあります。その最たる例は大木光でしょうか。勿論全く実績が無いわけではありませんが、明らかに川口での特筆すべき湿走路実績と、飯塚のそれとでは差が有ります。（オフィシャルレベルの数字では、湿走路の３連対率に関し、飯塚「以外」では80％を誇りますが、飯塚に限ると20％にまで下がります。）
大木光の走法はかなり特徴的であり、とにかく内線ギリギリを小さく舐めるように回る、いわゆる内々の走法。これが川口ではピタリとハマるのですが、どちらかと言うと外目が利く事の多い飯塚では、そこまでハマらない、という事なのかもしれません。勿論、相手が湿走路を不得手とするメンバーが多ければ、通常の実績面で圧倒する事も有りますし、そもそも水分量の関係で内が利く走路になっていれば（おそらく斑に近くなれば内が利いてくるようになるのでは？と考えております）十分勝負になると思いますが、殊、SGレベルのメンバーに入ってしまうと、紙一重ながら相性の面でやや不安が生じるのでは、という気がしています。今日も第７Ｒの準々決勝戦に登場、さてどのような結果となるでしょうか。

と言う事でここから前予想に入ります。前述の通り、おそらく湿走路は免れないものと見まして、想定は「湿走路」一本とします。また、ある程度しっかり水を含んだ湿走路を想定します。


＜ハンデｍの後の印＞
　△：今節よりハンデ10ｍ軽化
　▼：今節よりハンデ10ｍ重化


[2018.01.08]　飯塚
SG全日本選抜オートレース・３日目
【11Ｒ】準々決勝戦（枠番抽選）　3100m（６周）
湿
　①岩沼靖（伊）０▼
△②浅田真（浜）０
◎③高橋貢（伊）０
注④久門徹（飯）０
▲⑤岩崎亮（山）０
　⑥佐藤貴（浜）０
　⑦早船歩（川）０
○⑧森且行（川）０

湿走路では内外自在の攻めを見せる③高橋貢が、枠も絶好で展開味方に勝ち切る公算。これに続く湿走路巧者として、⑧森且行と⑤岩崎亮の25期両者をピックアップ。また、外目が利く前提で②浅田真を連下候補に挙げてみる。②浅田真に関しては、主力ハンデの実績にやや乏しく、かつ０ｍオープンの内枠はやや切りづらい印象が有る点が不安であるが、この枠から巧くスタートを決めて先手に取り付ければ、の条件付きで。また、湿走路実績乏しいが、一発展開ハマれば④久門徹の残り目も面白そう。
逆に、湿走路巧者で知られる⑥佐藤貴に関しては、内攻め主体という事もあってか飯塚の湿走路実績にやや乏しく、外目が利く走路では意外に伸びない印象も有り、ここは敢えての無印とする。

＜湿走路＞
本線（３単）：３－５８－２４５８
押え（３単）：８－３－２４５


[2018.01.08]　飯塚
SG全日本選抜オートレース・３日目
【12Ｒ】準々決勝戦（枠番抽選）　3100m（６周）
湿
　①遠藤誠（浜）０
注②影山伸（川）０
○③岡部聡（山）０
　④内山高（伊）０
▲⑤篠原睦（飯）０
◎⑥鈴木圭（浜）０
　⑦古木賢（川）０▼
△⑧別府敬（飯）０

湿走路と言えば③岡部聡は外せない存在であるが、雨がしっかり降った場合はどちらかと言うと外目が利くイメージのある飯塚走路だけに、外からでも自在に攻められる⑥鈴木圭の方が上手と見て、こちらを本線とする。良走路ほどでは無いが、普段のスタート力を鑑みると、やはりスタート速攻が決まる可能性はこちらの方が高いと見る。
これに、同じようにスタートで好位置付けられそうな⑤篠原睦が割って入る存在か。近況はやや実績がムラに映るが、一時期に比べればようやく安定してきたという印象。
⑧別府敬も実績上位ながら、このメンバーにこの枠がやや厳しいと見ての連下評価まで。また、外目が利くという点では②影山伸が面白い存在か。逆に、あくまで「外目が利く」前提としている事から、内々攻めの①遠藤誠にとってはやや厳しいかも、という見方をしてみたがどうか。

＜湿走路＞
本線（３単）：６－３５－２３５８
押え（３単）：３－６－２５８


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。