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刹那の競輪~富山記念競輪後記

2021/07/27 11:20 閲覧数(480)
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 正攻法の藤井侑吾が突っぱった時、竹内雄作から買っている私は、そのままピッチを上げてくれ藤井! と願うが、藤井を絡めている人も、中部以外の車券の人も異なる念を送ったことだろう。竹内のハコ単独は一瞬だけで、突っぱられ浮いた堀内俊介に外からこられ競りとなった。「三三バンクの内側」に淡い期待を寄せるが、まァ竹内はほぼ競れないに等しい。キメられて後退する以前に諦めた。
 竹内の番手捲りだと買って、当の竹内が競り負け大敗(落車四人ゆえ結果は五着)ではぐうの音も出ないが、予想した当人はそこまで暗くはない。
 あの一瞬、九人の、なかんずく藤井と堀内の刹那の判断と思想(ちょいと大仰だが)が、私の車券と噛みあわなかっただけの話だ。
 それより、恥を忍んで富山記念全日を通して悔やむ出来事を一つだけ記す。
 記念競輪二日目の二次予選の番組が固く組まれることは誰もが承知だが、だからといって簡単に◎〇できまるわけではないのも又皆わかっている。ただ三三バンクの二次予選だから、筋の三連単でボンボンと転がす芸当も無理からぬことではない。そしてこの転がしという行為、私の場合レース間隔を開けるのがどうも駄目なのだ。要は転がすなら七八レースとか十一十二という具合に一気に畳みこむ。
 七月二十四日の二次予選二個、第八競走、第九競走がまさに「それ」であった。むろん第八の小原太樹の差しを買えたのかと問われれば黙るかもしれないけと(第一にそのレースの車券など一銭も買っていない)、だけど小原が岩本俊介を差し近藤俊明までしっかりの南関三人で入り、配当が出、選手紹介がはじまり、竹内雄作-北野武史-岩本和也の周回するを見、あぁここだったかも……(我ながら女々しすぎるかァ――)。
 そのあとが更に最低ちゃん。中部筋でも千円はあるのだからいくらか買えばいいものを、一銭も買わず、(どうかきませんように――)とレースを見ている男を絶対にギャンブラーの風上に置いてはいけない。
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