皆様、おはようございます。

1/14(月・祝)、今日のオートレースは、伊勢崎のG1・シルクカップ（昼間）が最終日を迎えます。

平日版は、「私自身も時間的に購入可能なレース」（昼間開催＝５Ｒ、ナイター／ミッドナイト開催＝最終Ｒ）を１つだけピックアップしての前予想および前日の振り返りで構成しておりますが、仕事休みとなる土日祝日はその制約が解かれ、全レースの中から「これは」と思うレースを１つピックアップしていきます（但し、優勝戦が行われる日は、優勝戦のみ）。

という事で今日はもちろん、優勝戦をピックアップしてみたいと思います。

なお、「休日版」も、平日版同様、まずは前日振り返りからとなります。

---昨日の振り返り---

（印は良走路想定）

[2019.01.13]　伊勢崎
G1シルクカップ・４日目
【10Ｒ】準決勝戦　　3100m（６周）

１着　　①浅香潤（伊）０
２着　　③田中賢（伊）10
３着　△⑧佐藤貴（浜）10

４着　▲⑦中村雅（川）10
５着　◎②三浦康（伊）10
７着　○⑤山田達（川）10
８着　注④佐々啓（山）10

３単：①③⑧　 20,560円　　ハズレ

＜自賛の弁／反省の弁＞
②三浦康に関しては、試走タイムがやや劣勢となってしまった分、スタートで叩けなかった事が全てかなと思います。さすがに、元々は当地で主力を張っていた選手であり、今節の①浅香潤の機力であれば、マイペースに持ち込めさえすれば、このパフォーマンスも頷けます。それでも③田中賢の抜け出しまでは手が出なかったと思いますし、昨日も完敗の一言です。

--------------------

それでは、ここから前予想に入ります。

いよいよ今日、2019年の記念戦線最初のウィナーが誕生します。

ここで、この伊勢崎で行われるG1開催（ムーンライトCC、シルクカップ）について、最近の優勝者を以下に示します。

2014年８月・第21回ムーンライトCC　：　岩崎　亮一
2015年１月・第38回シルクカップ　　：　木村　武之
2015年８月・第22回ムーンライトCC　：　高橋　貢
2015年11月・第39回シルクカップ　　：　久門　徹
2016年９月・第23回ムーンライトCC　：　鈴木圭一郎
2017年１月・第40回シルクカップ　　：　早川清太郎
2017年６月・第24回ムーンライトCC　：　早川清太郎
2017年12月・第41回シルクカップ　　：　早川清太郎
2018年７月・第25回ムーンライトCC　：　早川清太郎

という事で、上記の通り、最近の伊勢崎G1は、早川清の独壇場。そして、Ｖ候補の銘柄級が次々と敗れ去って行った波乱の準決勝戦をクリアし、今日の優勝戦にも名乗りを挙げてきました。決して安泰では無く、残り１周でようやく内山高を捌き、優出圏内に辿り着いた程の苦戦でしたが、地元記念の牙城を守らんとするその姿は、次代の伊勢崎を背負って立つ存在である事を示すには十分であると感じています。

今日も上州・伊勢崎地方は終日晴天、風も殆ど無い予報となっており、スピードレースが十分期待できる絶好の「良走路」想定とさせて頂きます。

優勝戦はいつものように、１車１車の短評形式となります。



①浅香　潤　（伊勢崎）　ハンデ　０

　昨日は主力10ｍ前の位置で三浦康のスタート速攻をギリギリ凌ぐと、マイペースに持ち込み、3.371の本走タイムで逃げ切りを決めました。
　元々はこの伊勢崎で主力を張っていた選手ですが、近数年はそれもジリジリ降下、遂にはこの主力10ｍ前の位置で定着してしまう状況になってしまいました。それでもこの優勝戦に臨むにあたり、ハンデが据え置きになったのは非常に大きいプラス要素となります。今日もまずはスタート争いがポイントとなりますが、今日の主力最内枠の②鈴木聡は、昨日の三浦康ほどの速攻力は無い印象で、自身がミスしない限りは残せると考えています。そこからどこまでペースを刻んでいくか、８周回となる分やや厳しくなるとは思いますが、昨日の逃走劇を思えば、残り目は十分あると考えています。


②鈴木　聡太　（伊勢崎）　ハンデ　10

　昨日も今日と同じ10ｍ最内枠、逃げる辰巳裕を早めに捌くとそのままマイペースで押し切りました。２日目には、強風の中、鈴木圭以下を封じ切る快走を披露しており、今節の動きに関しては文句の付けどころが無いでしょう。ポイントは一気に強化される今日の相手関係、そして、今日は風も無く、純粋にスピードが要求されるような状況の中で、どこまで戦えるか、という点でしょう。それでも昨年のミッドナイト開催等で、一旦機力が仕上がると手の付けられないレベルになるポテンシャルを秘める車でもあり、十分車券圏内には押さえておきたい１車です。


③田中　賢　（伊勢崎）　ハンデ　10

　昨日は早め抜け出しが功を奏し、ペースが上がった浅香潤をマークしての２番手を守り切っての優出となりました。スピードに関しては十分勝負になるレベルとは思いますが、今日に関しては、メンバーが強化された中で、そこまで「巧く抜け出せるかどうか」という点にやや不安を感じます。また、優勝戦等重要な場面での反則もやや目立っている印象で、その「レースぶり」に一抹の不安を禁じ得ません。


④伊藤　信夫　（浜松）　ハンデ　10

　準決勝は渾身のスタートを決め、同ハントップスタートに加え、10ｍ前の山崎進をも叩いての速攻戦を展開しました。
　今日の優勝戦も同様の展開に持ち込めれば、という期待もある一方、そのスタートに関してはややムラがある印象で、昨日よりやや枠も苦しく、メンバーが強化されている中で同様のレースが展開できるかどうかに、やや不安を感じます。


⑤吉原　恭佑　（伊勢崎）　ハンデ　10

　昨日は、内のスタート巧者・渡邉篤を制しての好スタートを決めましたが、先に抜け出した鈴木聡を捕えきれず、２着での優出となりました。昨日同様のスタートを決めてくるとチャンスもありそうで、この位置を活かしての攻めを期待したいところですが、ここまでのタイム的にはやや見劣りするところで、機力面での上積みが必要な状況かと思います。


⑥浦田　信輔　（飯塚）　ハンデ　10

　ランク等の兼ね合いも有り、やや内寄りの枠であったという事も有りますが、それでもスタート速攻展開から、20ｍ前で逃げる大月渉を早めに捌き切ったレースぶりに、ようやく長いトンネルを抜けつつあるという印象を持ちました。昨年はSG優出が一度も無く、年末のスーパースタートライアル戦進出を13年ぶりに逸する等、その実力に陰りが・・・という印象でしたが、昨日のレースぶりはそれを払拭するには十分でした。今日も、やや位置的には苦しいものの、スタート一閃の再現あれば、昨日一番時計（3.353）をマークした機力状態での早めの仕掛けで、一気に抜け出すシーンも十分と見ます。


⑦池田　政和　（川口）　ハンデ　10

　昨日は好捌きを見せての２着優出となりましたが、今日はやや位置的に厳しい印象です。同期のライバル・浦田信が内枠に控える状況で、ここをまず早めに突破できるかがポイントとなりそうですが、機力的には紙一重ながらやや見劣る印象も有り、スタートで張り込まれると展開的にも厳しくなりそうです。


⑧早川　清太郎　（伊勢崎）　ハンデ　10

　鈴木圭、青山周、佐藤貴、高橋貢、永井大、中村雅、金子大・・・と、優勝候補の銘柄級レーサーが次々と優出を逸する中、前述の通り、地元の牙城を守るべく執念で優出を決めてきました。シルクカップ３連覇と、前述の通り「地元記念（伊勢崎G1）」５連覇が懸かる一戦となりますが、この流れは必ずプラスに働くと考えています。今日は８周戦、風も無くスピードアップが期待できる走路状況が想定されると考えると、本走タイムのポテンシャル（伸びシロ）が一番高いのがこの選手。3.33～34というレベルで上がってきても全く不思議では有りません。更に「自分の外枠に選手が居ない」というのも、カマシスタートが得意な当人にとってはプラスに働く要素となります。これらを踏まえた総合評価で、地元牙城を守れる、争覇圏に一番近い存在と言えそうです。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2019.01.14]　伊勢崎
G1シルクカップ・最終日
【12Ｒ】優勝戦　　4100m（８周）
良
▲①浅香潤（伊）０
△②鈴木聡（伊）10
　③田中賢（伊）10
　④伊藤信（浜）10
注⑤吉原恭（伊）10
○⑥浦田信（飯）10
　⑦池田政（川）10
◎⑧早川清（伊）10

①浅香潤がスタートを残して逃げ、10ｍからは最内②鈴木聡の先行から。これを外枠勢、特に昨日スタート速攻を決めた⑥浦田信や、カマシスタートを持つ⑧早川清が追い上げる態勢か。タイムのポテンシャルが一番高い⑧早川清がハイスピードレースに持ち込み、これに機力上昇中の⑥浦田信が速攻から対抗できるかどうか、早攻め決まれば逆転まで。①浅香潤は８周回に延びる分、逃げ切りまでは厳しいと見るが、割って入るには十分と見たい。

＜良走路＞
本線（３単）：８－１６－１２５６
押え（３単）：６－８－１２５、６－１－８


以上です。
本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。