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久留米記念を振り返る。

2019/07/01 21:41 閲覧数(1477)
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みなさんこんにちは。
ヤマコウです。
 
開設70周年久留米競輪第25回中野カップレースは、平原康多の優勝で幕を閉じました。
GⅢの優勝は昨年5月の京王閣以来13カ月ぶりです。
平原ほどの選手が、1年以上GⅢの優勝がないってことは非常に苦しんだ1年だったということでしょう。
昨年の平塚ダービー(5月)から脇本雄太(94期・福井)の活躍が顕著になり、その対策としてトップスピードの強化を図ってきました。
体脂肪を減らしたのもその一環です。
 
そうした中、昨年の競輪祭決勝、静岡GPと脇本をまくることができませんでした。
今の選手が体を絞っているのも、ナショナルチーム対策で体脂肪を絞った平原の影響が大きかったと思います。
 
そして、今年の松戸日本選手権ゴールデンレーサー賞、平原vs脇本との対戦にある程度の結果が出ます。
満を持して、7番手からまくった平原の上を、単騎の脇本が9番手からまくりました。
中川誠一郎(85期・熊本)の番手まくりの上を行ったわけですから、平原のスピードも悪くなかったと思います。
1着脇本、2着平原でした。
 
この敗戦で、平原は方向転換を図り体を絞るのをやめました。
減量は相当なストレスだったのでしょう。
「マックを食いまくって、6キロ絞った体重がすぐに3キロ戻りました」
と高松宮記念杯の時に話していました。
 
そこから迎えた久留米GⅢ決勝。
無難に勝ち上がった平原は、杉森輝大(103期・茨城)の番手を回ります。
川崎GⅢの2次予選では、平原の番手を回った杉森が前で走るということは
「先行します」
と言うことです。
関東勢は、木暮安由(92期・群馬)-神山拓弥(91期・栃木)と並びます。
神山拓弥も栃茨ラインを主張したかったのですが、勝ち上がりの木暮の走りを見て4番手で落ち着きます。
 
レースは、前を山崎賢人(111期・長崎)が取りました。
中川と2車の山崎は、先行選手ではない杉森との主導権争いは意味がないので、かまし勝負に賭けます。
 
単騎の松浦悠士(98期・広島)、三谷竜生(101期・奈良)、櫻井正孝(100期・宮城)は混戦待ちです。
 
ホーム前から山崎が6番手からかましに行くのですが、雨走路ということもあって1角で木暮に一発もらって終了。
バックからは、平原は中川に合わせて番手まくり。
長い低迷(?)にピリオドを打つ優勝でした。
 
杉森の先行もそうですが、木暮のブロックや4番手を固めた神山などがいて、ラインの総合力で掴みました。
総合力と簡単に言いますが、平原のこれまでの積み重ねがラインの結束力を呼び、誰にも競られることなく番手から優勝しました。
 
かつて村上義弘(73期・京都)が言っていた
「走る前に勝負は決まっている。あとは結果を掴むだけ」
というレースだったように思います。
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