競輪選手の私服は様々で、万年スーツ派も居れば常にカジュアルも居る。高価なブランド服に身を包んだ洒落ものも居るし、服装には無頓着な人間も居るが、それはかならずしも稼いでいる賞金の多寡に比例するわけではなく、ピカピカの高級車と安っぽいスエット上下姿のアンバランスさに驚いたり、最新トレンドの服で固めたデビュー間もない新人選手に感心したりもする。
あれは荒井崇博がS級に上がってすぐの頃だから二十年近く前か。西武園か大宮の開催だったと思うがその前検日、自転車を組み立てる荒井がスタイリッシュなホワイト・スニーカーを履いていて、そのことで何か会話を交わしたのかなァ。そこらは定かではないのだが、やたら真っ白な光沢感あるレザーがクールだった。
先日の西武園記念最終日、エボリューション競走を優勝した荒井崇博は一番車だった。ゴールした途端、あの白いスニーカーを想い出した俺だが、時すでに遅しである。
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