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毎年この季節になると

2022/11/21 19:42 閲覧数(388)
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 商店街のフライング気味のクリスマス・ツリーは微笑ましくあり気ぜわしさも感ずる。
 ああ、残るは競輪祭だけか。♪もういくつ寝るとグランプリ~。この季節になるとそんな鼻歌気分と化す人生を何十年と続けて来たが、寄る年波に遭遇する厄介は増え、いきおい悲観的にもなり、明るく「もうすぐグランプリ~」とは行かなくなったけど、それでもまだ、競輪党にしか味わえない格別な気分に浸ろうとする。
 昔、体調反比例麻雀を唱えたWは達者だろうか。風邪薬を飲みながら鼻をかみ今日は勝てると牌をつもる奴はかっこよかった。
 最近の私はWの言った逆をよく意識する。
 微差の写判で負け一瞬かっとなる。
 でも午前中の電話口で大事な人の元気な声に安堵した。
「反比例」を持ち出し勘定を合わせる。
 まったく出鱈目、こんなの競輪じゃなかろうと立腹する。
 が、無事に身内が快癒したのだから。
 車券の負けが私事の吉を呼ぶ。本気でそんなことを思っているわけではないが、陳腐なバランスで気休めをするのに罰は当たるまい。
 わかったようなことを記しているそばから、菅田壱道から抜けて(西武園S級決勝)頭を抱えている私だ。実は、すんでのことに車券がはずれた瞬間の「あつさ」が生む、ある意味の忘却こそが、私には一番の「救い」なのかもしれない。
 さあ明日から小倉競輪祭だ。

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