ブログ

山陽・G1スピード王決定戦優勝戦展望~秋本番、3.3秒台のスピードの祭典!~

2017/10/09 9:14 閲覧数(402)
このブログを違反通報します
違反通報のフォーム画面へ移動します。
皆様、おはようございます。

山陽オートで開催中の、伝統のG1・スピード王決定戦は、今日がいよいよ最終日。最終12Rは8周回4100mの優勝戦となります。
もちろん今日は、この優勝戦の展望コラムにて、皆様のご機嫌を伺います。

昨日の準決勝、うち1本で3連単万車券は飛び出したものの、他は1000円台。全体的に平穏な、人気通りの決着となりました。
やはり、スタート速攻力を兼ね備え、機力面でも上位を誇るメンバーがキッチリ優出を決めてきたという印象が有ります。

走路温度が下がって行くこれからは、スピードの季節。その秋・冬の入口、3.3秒台を巡る戦いが、いよいよ始まって行くような気がします。

・・・それでは、詳しくは以下本文で。
今日も優勝戦は1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。
今日も晴天予報の山陽小野田市。昨日同様、良走路一本の想定とします。



①矢野 正剛 (山陽) ハンデ 0

 ハンデ重化(主力20m前→10m前)となった準決勝でも、単独0mからの逃げ粘り、2着で見事に記念初優出となりました。
 デビュー当初、全くタイムが出ずに勝負にならなかった頃からを考えると、ホントによくここまで力を付けてきたなと感心しております。
 今日も単独0mからの逃げに期待・・・という部分は有りますが、初の8周戦、その逃げペースも3.42が一杯となると、それ以上のスピードを誇るこの優勝戦メンバー相手では、さすがに厳しいかな・・・というのが実感です。


②藤岡 一樹 (山陽) ハンデ 10

 位置を活かして、という部分は否めませんが、やはり本来はこれだけのスタート速攻力とスピードを兼ね備えているんだ、という事を改めて示した準決勝となりました。
 今日も位置は絶好の10m最内枠で、枠なりトップスタートから早めに抜け出せれば、十分車券圏内と見ています。昨日の本走タイムで久々の3.3秒台、これ自体は自力というより「先に抜け出した鈴木圭のハイペースに引っ張ってもらった分」という部分はあると思いますが、それでも初日からタイムは安定して上位をキープしています。
 試走タイム自体は他と見劣りする部分が有りますが、本走の方で纏めてくるタイプですので、(余りに悪ければ別ですが)多少の見劣りは気にしなくて良いでしょう(むしろ穴になって面白い)。


③緒方 浩一 (山陽) ハンデ 10

 準決勝、個人的には外の渡邉篤より先行できるイメージが無かったために無印としてしまったのですが、人気に応える注文通りのスタートから2着キープでの優出となりました。
 それでもこの優出メンバーに入って来ると、トップスタートまでは厳しいかな、という印象です。昨日ほど展開が向いてくれるか、という点で、やや不安が残ります。


④岩崎 亮一 (山陽) ハンデ 10

 3日目から機力上昇、持ち前のスタート速攻力も相まって、準決勝も見事1着で突破となりました。
 この優勝戦でも、スタート速攻が期待できる位置となります。また、「岩崎亮と4枠」には因縁があり、2014年夏、初のG1制覇となった伊勢崎ムーンライトCCがこの4枠でした。今回は地元エースとして、牙城を守る立場となります。この枠からであれば、スタート一気の抜け出しも十分期待できます。


⑤新井 恵匠 (伊勢崎) ハンデ 10

 昨日の準決勝・・・御見それしました。昨年末までの「本来のスタート速攻力」、それが、年末の大一番・SS王座戦でのフライングを境目とし、今年に入りずっと影を潜めていたのですが、久しぶりに昨日、本来のスタート力を見られたような気がします。
 昨日で吹っ切れたのか、であれば、この山陽・・・2度、G2若獅子杯を制した事も有る相性抜群の走路での飛躍も十分期待できるところですが、正直まだ半信半疑の面は否めません。但し、注意は必要です。この選手の、レースに向かう真摯な姿勢・思いは人一倍であり、昨日がその再浮上のキッカケになるのであれば、非常に怖い存在となります。


⑥早川 清太郎 (伊勢崎) ハンデ 10

 キッチリと準決勝にその機力を合わせてくる手腕には脱帽の一言。今や伊勢崎の重厚なエース級レーサーの一角を担う選手です。それを分かっていて、敢えて・・・やはりここはどうしても熾烈なスタート争い、特に外からの強襲を喰らってしまうと、得意のカマシが決められないという微妙なハンデ位置。このコラムでは幾度となく取り上げているように、ここ数年でスタート力は飛躍的に進化していますが、それでもこの相手関係、追い込み展開となると厳しいという面は否めません。


⑦高橋 貢 (伊勢崎) ハンデ 10

 確実に勝負どころを拾い、キッチリと優出を決めてくる、伊勢崎不動の絶対王者。3.386という好タイムでの快勝、そしてここも目イチのスタート勝負で好位置をキープ出来そうな相手関係、そして何度も何度も経験の有る8周戦。今日は、まずライバルとなるのが外の⑧鈴木圭、単純なタイム比較では劣ってしまいますが、とにかく先に攻め、抜け出して行くレースを展開できれば、さすがに「1対1の形では簡単に捌かれない相手」でもあると思います。


⑧鈴木 圭一郎 (浜松) ハンデ 10

 ここ近況の成績欄を見ても、着順の欄には1と2しか並んでいません。晴雨問わず、持ち前のスタート速攻と、そもそものレベルが段違いの機力を以て、この記念戦線でも素晴らしい成績を誇っています。
 機力だけの比較であれば、この豪華メンバーでも文句無しの最上位。あとは展開です。予選とは違い、全体のスタート力も上がっており、簡単には主導権を取れないかもしれません。特に⑦高橋貢も機力面では近いレベルにあり、位置的に先行を許してしまうとやや厳しくなるかもしれません。



以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。

[2017.10.09] 山陽
G1スピード王決定戦・最終日
【12R】優勝戦  4100m(8周)

 ①矢野正(山)0
△②藤岡一(山)10
 ③緒方浩(山)10
▲④岩崎亮(山)10
注⑤新井恵(伊)10
 ⑥早川清(伊)10
◎⑦高橋貢(伊)10
○⑧鈴木圭(浜)10

①矢野正の逃げはやや厳しく、主力10m勢の争いか。スタートは②藤岡一、④岩崎亮に、外から⑦高橋貢・⑧鈴木圭が攻めていく形か。全体的にペースは上がって行くと思われ、序盤で後方に置かれると追い上げは厳しいか。前団を形成した中から、百戦練磨の⑦高橋貢が機力で圧倒、ライバルとなる⑧鈴木圭との一騎討ちと見る。

<良走路>
本線(3単):7-48-2458
押え(3単):8-7-245
押え(2単):4-78、8-4


さて、5日間の激闘のクライマックス。どんなレースになるのでしょうか。

本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。

  • コメントする
  • 読者になる

コメント(0)

投稿する
※コメント投稿後は編集・削除が行えません。投稿前に内容をよくご確認ください。
※コメントは承認制の場合があります。管理側で内容を確認するため、反映に時間がかかる場合があります。

Gambooでは、人が嫌がるような発言、著作者の許諾のない文章の投稿、公序良俗に反する投稿等を禁止させていただいております。禁止行為が確認された場合、予告なく削除、コミュニティ機能の利用制限、退会等の処理をさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
コミュニティのご利用ガイドライン
TOPへ