別府競輪最終日(11月10日)の第一競走第二競走は五車立の「チャレンジ一般」。しかも只でさえガタメンの上に、現状はどう走っても六着七着という選手が両番組に二人ずつ散らばり、「実質三車」じゃないのと笑ってしまった。走っている最中から・走り終えた直後にコンナノ競輪じゃない――! 腹立ちまぎれにぼやくこともある俺だが、走る前から似たことばを吐きたくもなる。ま、プロとプロが「演る」競輪だから、これが意外にもいい競走になっちゃった――。なンてこともなきにしもあらずだが、可能性は極薄だろう。車券のほうも、三人しかこない競輪を儲かるように買うのはけっこう悩ましい。
記憶が怪しいので実名は避けるが、昔の特別だか記念の五車立の敗者戦で某が番手勝負をしたとき、記者席で誰かが「男らしいねえ~某は――」とぽつりいい、部屋中に笑いが伝染したことがあった。むろん嘲笑ではない。ほぼ全員に「競輪」を見ている幸福感が在ったと記しても大仰ではあるまい。
眠れない夜なら、四日市記念の決勝でも考えればいいものも、らちもない駄文を書き散らしている俺は、前述の選手同様「走れば末着」状態にある。
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