今晩（七月三日）の青森ＦⅠのＳ級決勝は弟子の藤根俊貴を使える佐藤友和が◎で、俺も買っていた。前に入った段階で嫌な予感もしたが、ま、突っ張りは無理でもドカンとぶっ叩き返してくれるだろう――。先行態勢は早坂秀悟－佐藤慎太郎、あと一周附近で師弟コンビの七番手カマシが並びかけるが、なかなか通過させてもらえず、俺は慎太郎が怖くてしかたない。（頼む――！）友和、慎太郎どちらの佐藤に念を送っているのだろう。と、次の瞬間、佐藤が佐藤をドカして俺の車券は「終了」だった。
　過去に「シンタロー・イズ・パンク・ロッカー」なる拙文を掲載したことがあるが、佐藤慎太郎は現今の競輪界に於いてまことに貴重な存在である。
　ロッケンロール！！