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松阪記念

2019/01/25 14:03 閲覧数(1108)
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みなさんこんにちは。
ヤマコウです。

昨日から、松阪競輪開設68周年記念が始まっています。
今回の目玉は、地元の浅井康太、竹内雄作らに吉田拓矢や渡辺雄太が挑む構図です。

初日特選は、前攻めとなった山田英明がレースを読み間違えました。
後方から叩きにきた吉田を出させて、3番手追走してきた雄太のところで粘ったのです。
粘られた雄太は、外並走で浮くなら一度関東勢を叩いて柴崎淳先頭の浅井、村上博幸を待ちます。
ここで、英明は雄太を入れたら関東勢の4番手になり、淳と吉田の先行争いを誘えたでしょうが、単騎の雄太のところで粘ったので吉田を叩きに行きます。
吉田は単騎の選手が叩きに来たので、どうしようか迷います。
その結果、雄太を出させます。
そして、中部勢のかましを誘発し英明は最終ホーム7番手となり敗れました。
打鐘の判断が、英明のレースの読み間違えでした。
前々に攻めようという気持ちは分かるのですが、戦術をしっかり考えて挑むべきでした。

雄太を出させた吉田は、
「打鐘で誘導員を切ろうと思ったら、タイミングが合わず事故点が頭によぎり一度バックを踏んでしまった」
と振り返りますが、消極的に見えたのは事実です。
武田豊樹は吉田の動きを、
「風が強くて(この日の風速は4メートル)、先行に対して迷いがでたのでしょうね」
と分析しました。
「武田ならどうする?」と聞くと、
「僕なら、単騎で来た選手は絶対突っ張って次にくるライン(このレースだと地元勢)を待ちます」
と即答します。
さすが自力で頂点を極めた選手だけに言葉の瞬発力はさすがでした。

レースは、吉田や雄太の動きがあり中部勢に順番が回ってきます。
しかし、強風のため淳も苦しそうでした。
番手の浅井は余裕をもって、まくってきた吉田に合わせて2センターから発進。
その結果、博幸に勝利の女神がほほ笑みました。

このように、一瞬の判断でレースは変わります。
最近、存在感が薄くなった吉田ですが、先行への意欲は衰えてないと言います。
「同じ先行でも相手に読まれたくない」
と考えレースを組み立てているらしいです。

同期の新山響平とは、違った視点で先行にこだわっていく。
そう感じました。
武田は「レース前の作戦会議で、前を走る選手が何をしたいか聞いてアドバイスを送るようにしている」
と言います。
武田も一歩引いて、若い芽を育てようとしています。

その期待に応えられるかどうか、勝負はこれからです。
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