南海キャンディーズはナンキャンって言うんですね…

私、恥ずかしながら今日の今日まで知りませんでした。
個人的にはこの略称、違和感がありますが
きっと、そのうち慣れてくるのでしょう

名前なんてのは、そういうもんです。

だって、ミスチルだって
最初、「ミスチルって！！チルチルミスチルかよ！」なんて思ったりしてましたが…

今では何の違和感もないですからね～
不思議なものです！

しかし！
木村拓哉さんのキムタクなんかは
語呂が素晴らしくはまっているのか？
最初から何の違和感もなかったんですよね～。

こういうみんながつい使ってしまいたくなる語呂の良さって、親近感を持ってもらう上で密かに大事やったりするんじゃないかなぁ、なんて思う訳ですよ。

で、いよいよ間近に迫ってきた
高松宮記念杯競輪

長年に渡って言い継がれてきた略称は

「宮杯」

雨の宮杯なんて言われたりすることもありますが、この略称はずっとずっと、ずーっと受け継がれてきたもので

この呼称自体が、もはや伝統だと思う訳ですよ。

しかし！
ある時から

「高松宮記念杯競輪は皇族の方の有難いお名前を頂いての開催なので、そんな省略の仕方は皇族の方々に対して失礼ではないか！基本的には正式名称でアナウンスするべきで、最悪！省略しても宮記念杯にしてください」

というお達しがありまして…

我々放送で開催名を口にする時は
「宮杯」という言い方は
完全にタブーになってしまいました。

で…
「宮記念杯」という言い方で対応するのですが…
やはり長年に渡って愛着を持ちながら、人々が口にしてきた「宮杯」には勝てません。

高松宮記念杯競輪は
やっぱり宮杯！なんですよ。

これは決して皇族の方々のことをないがしろにしている訳でもなく、むしろ愛着を持ってみんなが口にしている愛称なんですよね…

例えば、山田さんという方がいて、その山田さんの事をずっと山ちゃん山ちゃんって言ってた人が

ある日突然
「山ちゃんと言う呼び方は失礼だと思うので、今日から山田さんと呼ばせてもらいます」って宣言したらどうでしょう？

山田さんはきっと寂しいなぁ
と感じるはずです。

誰が決めて
誰がお達しを出してるのか？

私は知りませんが
クレーム恐い病に汚染された
一部の中で

出来るだけ問題のないように
出来るだけクレームがこないように
その事のみを考えて決まったことなんでしょう。

そして！この話に限らず
万事において及び腰だから

競輪界の現状に繋がってるんだろうなぁ
なんて思ったりもします…

もし、クレームがきても
「宮杯ってのは長年に渡ってファンの皆様に愛されて語り継がれてきた名前なので、この言葉を使うことに何ら問題はないと思います」
くらいの返答はできんもんか…と

そんな風に思う訳です。

たかが愛称
されど愛称

まぁ、今のところは
ルールに従って

高松宮記念杯競輪の略称は
「宮記念杯」

と司会ではしゃべらせてもらいますが…
何だかなぁ、と思いながらこいつはしゃべってるのか！

ということを
笑いながら聞いて頂ければ

と思います。

なので、もう口にしないので
最後に言わせて下さい！

70回目という節目開催になる

「宮杯」

いよいよやってきますよー！
是非、みんなで楽しみましょう～！