ガールズケイリンは高松二日目と小倉ミッドナイト初日、今週末も実に忙しい(笑)。
なお前日の当コラムにおいて、欠場の絡みで予想の変更に加えて出走表を見る前に記事を書いてそのまま載せたため文脈がおかしくなってしまった箇所があったのでお詫び申し上げたい。
平塚ガールズコレクションのトライアルとなる高松では児玉碧衣が余裕の連勝、グランプリ女王の石井寛子は鋭い捲り追い込みで山原さくらにお返しの1勝を挙げた。
11Rは長澤彩→土屋珠里→宮内愛→田中まい→児玉→奈良岡彩子という初手の隊列、打鐘の4角から先にまいが仕掛けたので児玉はこれを追っていく。
最終ホームで長澤も突っ張るがまいが強引に叩いて先頭、しかしこれでは児玉に捲ってくださいだ。
2角から捲った児玉があっという間に先頭、奈良岡は突き放されながらもなんとかまいを交わして2番手に上がると長澤後位から出た土屋がうまくこれを追走する。
児玉は今日も圧勝、離れた②着に土屋が入り交わされた奈良岡は③着となった。
児玉は今日もぶっちぎりの圧勝、まいが先に仕掛けてくれたのでレースもしやすかったしズバ抜けた瞬発力で一気に突き放した。
今回はあくまでもトライアルに過ぎないが完全優勝で強さを見せつけておきたいところ、特に山原には昨年の高知で二度完敗(優勝は小林莉子)しているだけに同じ相手に何度もやられるわけにはいかない。
土屋は好枠を生かした立ち回りでうまく脚をためて児玉→奈良岡の後ろにスイッチ、最後は奈良岡を交わして②着に入った。
内容云々ではなくて②着が必要な場面でしっかりそれを拾えた事が重要、今回のメンバーではまだまだ力不足と見ていたが見事に決勝に乗ってきた。
奈良岡は児玉には離れてしまったがほとんど自力でなんとか2番手に浮上、最後は土屋に交わされてしまったが③着でしのいで決勝進出を決めた。
スローペースのヨーイドンより重厚なメンバーの消耗戦がよさそうなのでガールズコレクションのようなレースで走らせてみたい選手、勝負強さには定評があるだけに権利取りに一発狙いたい。
長澤は前を取った自体もよくなかったがさらにまいへの対応が中途半端、まいも児玉を引き出しただけになってしまったが初日の貯金が効いて結果的にはともに決勝進出を果たした。
6車立てで残るは補充の宮内、権利のある5人全員が決勝に進むという珍しい結果となった(笑)。
12Rは加瀬加奈子→寛子→小坂知子→山原→増茂るるこ→杉沢毛伊子、打鐘から早くも動いた山原が最終ホームで加瀬を叩いて主導権を取る。
増茂がこれを追走して加瀬が3番手、寛子は4番手の一本棒で残り1周を通過する。
最終バックで加瀬が捲っていくが不発、普段のレースといえばそれまでだが、ここは③着で決勝に乗れるのだから我慢して直線勝負で最悪流れ込みでもOKとするべきでセコいとかの問題ではない。
前のレースは終わっているので何着で足りるのかは明らか、ポイント制なのだからそういう計算ができないといけないが、現状では残念ながらまだそういう意識がなく一戦一戦という選手が多い。
これで仕掛けやすくなったのが寛子、並走になった増茂と加瀬の外を回すと直線で鋭く追い込んで粘る山原を捕らえた。
逃げた山原が②着、マークした増茂が③着に入った。
寛子は抜群のキレでグランプリ女王の貫禄を示す快勝、初日は内に包まれるような形になり不完全燃焼でレースが終わってしまったが、今日は前の加瀬が踏んでくれたこともあり仕掛けやすくなった。
予選クラスならともかくこのメンバーで4番手から突き抜けるのだからやはり強い内容、位置取りにはまだ不安が残るが脚をためての決め手という点では一番か。
山原はうまく駆けているが今日は寛子の瞬発力に屈して②着、これは勝った寛子をほめるしかない。
早めに仕掛けているし今回は連日積極的で気配は依然上々、これが決勝で必ず生きるはずだしここは確実に権利を取ってほしい。
増茂は惜しくも③着、②着権利でしっかり勝負の形は作ったが最後は上位2車との力の差が出てしまった。
このメンバーに入ると自力では苦しいのでこれからは今まで以上に何でもやっていく必要がある。
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高松9Rガールズ選抜
[車 名 期県]
①小坂 知子 104岐▲
②加瀬 加奈子 102新◎
③宮内 愛 112香
④福田 礼佳 108栃
⑤杉沢 毛伊子 104静△
⑥増茂 るるこ 102東○
⑦黒河内 由実 110新
②加瀬はここに入れば別格、しっかり勝って締め括る。
相手も⑥増茂と①小坂で順当、⑤杉沢もせっかく42番目で滑り込んだのだから見せ場を期待したい。
三連単
②→①⑥→①⑤⑥
1/14
高松12Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①児玉 碧衣 108福○
②長澤 彩 106愛
③奈良岡 彩子 104青△
④石井 寛子 104東▲
⑤山原 さくら 104高◎
⑥田中 まい 104千
⑦土屋 珠里 110栃
①児玉も強いが⑤山原は現実に高知で二度にわたって先行で児玉を完封、今回もそのつもりで積極的に運べば児玉が強引に叩いてきて自然に番手に嵌まるだろう。
ここは②着権利なのだから高知決勝のように突っ張って叩き合いは絶対ダメ、結果にこだわらないと意味がない。
相手は順当に児玉と④寛子だが勝負強い③奈良岡がうまく立ち回っての連下も押さえてみたい。
三連単
⑤→①③④
小倉では蓑田真璃が予選では初の①着、石井貴子(千葉)はド迫力のカマシで押し切って千葉両者が初日を制した。
1Rはなんと大本命の梅川風子が欠場して6車立て、一気に一般戦のようなメンバーになってしまった(笑)。
レースは齊藤由紀→蓑田→青木美優→岡村育子→森美紀→佐々木恵理という初手、残り2周で佐々木が上がっていくと蓑田が併せて出て打鐘で先頭に立つ。
蓑田→佐々木に斬られた齊藤は3番手、この時に岡村が得意のイン突きで齊藤後位に追い上げる。
最終ホームで後方から森が仕掛けると併せて出た齊藤が蓑田を叩き返して2角で主導権、突っ張り気味に踏んだ蓑田はこの後位を奪取して絶好の展開になる。
前回武雄では同じような展開から宮地寧々を差し切った蓑田、普段先行していない齊藤の逃げならそれよりははるかに容易い。
直線で楽々齊藤を交わした蓑田が快勝、追い上げてマークの形になった佐々木が②着となり③着には岡村が突っ込んで齊藤は結局④着に敗れた。
蓑田は前々に展開して最終的には番手絶好、もちろん今日は梅川がいなくなって完全にメンバーに恵まれたが大チャンスを生かして見事に予選初勝利を挙げた。
一時期は暴走のようなレースばかり繰り返していたが前回武雄では⑦③①着と久々に活躍、ただ飛び出すのではなくようやく前々から位置を取るようになりつつあり、こうなると動き回っていたのも俄然意味を持ってくる。
佐々木は蓑田後位に追い上げる形になりそのまま追走で②着、最終バックでは青木が追い上げてきて並走の場面もあったが内で我慢してしっかり蓑田に続いた。
長期欠場していたが今年に入り復帰、名古屋でもそこそこ走れていたしこのぐらいのメンバーなら勝負になる。
岡村は打鐘で齊藤後位に追い上げて最終的には佐々木を追走して③着、最後の伸びはよかった。
得点的にはかなり厳しい戦いになるがひとつでも上の着を目指して空いていればどんどん内に入っていく。
2Rは小林彩乃→亀川史華→貴子→島田優里→菅田賀子→関口美穂→宮安利紗、打鐘で亀川が斬ったところをその後ろから貴子が最終ホームで一気に飛び出す。
鋭い踏み出しに後続は離れるが早めに準備していた亀川と追走の彩乃が最終バックで差を詰めて完全に3車の勝負に絞られる。
直線では亀川も懸命に追い込むが貴子がそのまま押し切って快勝、亀川は②着で彩乃が③着となった。
貴子は残り1周で一気にカマして後続を突き放すと亀川・彩乃の追撃を退けて圧巻の逃げ切り勝ち、予選では相変わらず早仕掛けだが最大の強敵であった梅川がいなくなり負けられない組み合わせになった。
やはりこういう室内の高速バンクは貴子のスピード・瞬発力がより生きる舞台設定、ここはしっかり完全優勝が求められる。
亀川はもっともたつくと思っていたが展開は見え見えなので早めに準備していてやや離れた程度で前を追うことができた。
そこで脚を使っている分届かなかったがしっかり動けているので気配は悪くない。
彩乃は前受けから亀川を追走して③着、先に貴子がきていたらひとたまりもなかっただろうが亀川が先に斬ってくれてこの後ろに入ることができた。
徹底したマーク戦で近況は見せ場十分、予選クラスでも着がまとまりつつあるので連下にははずせない。
1/14
小倉1Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①宮安 利紗 106岡▲
②蓑田 真璃 110千○
③岡村 育子 102埼
④菅田 賀子 104城△
⑤亀川 史華 110兵◎
⑥森 美紀 102福
⑦関口 美穂 102埼
戦歴から⑤亀川が中心だろうが初日と同じレースができれば②蓑田の連勝も夢ではない。
見直したいのは①宮安、初日は大外枠のうえ不得手なダッシュ戦で出番がなかったが、このメンバーならそうはならないし好枠に転じてレースもしやすくなる。
あとは押さえに④菅田。
三連単
⑤=②→①④
⑤②→①→⑤②
1/14
小倉2Rガールズ予選2
[車 名 期県]
①青木 美優 106栃
②佐々木 恵理 110愛△
③石井 貴子 106千◎
④小林 彩乃 112群▲
⑤齊藤 由紀 110愛○
⑥島田 優里 108奈
⑦山口 優衣 108佐
③貴子のレベルが違う。
連下は大激戦、後続は離れると思われるので末脚重視で⑤齊藤に期待する。
初日の敗因は明らか、一般戦で人気になっているのにメンバーが軽いからと予選と全然違うレースをして凡退する選手をよく見かけるがそれと一緒になってしまった。
あとは初日と近況から④彩乃と②佐々木。
三連単
③→⑤=②④
和歌山記念「和歌山グランプリ」は注目の南潤が初の記念でいきなり決勝進出、新たなスターの誕生か。
さらに横山尚則も見事、どちらもお荷物を背負わされたが自分の力でしっかり③着で準決勝をクリアできたのは大きい。
こういう若手がどんどん出てくればもっと面白くなる。
1/14
和歌山12R S級決勝
[車 名 期県]
①村上 義弘 73京
②武田 豊樹 88茨
③原田 研太朗 98徳
④東口 善朋 85和△
⑤郡司 浩平 99神
⑥南 潤 111和◎
⑦菊地 圭尚 89北○
⑧横山 尚則 100茨
⑨三谷 竜生 101奈▲
並び
⑦ ⑤ ⑨1 ⑧2 ⑥4 ③
超細切れ戦、近畿別線で好きなレースができる⑥南にいきなり優勝のチャンスがある。
準決勝は抑え先行から突っ張って粘ったが本来得意と思われるのはカマシ・捲り、好機に仕掛けて押し切りだ。
追走の④東口は援護で一杯だろうしそれ以前についていけるかどうか、これは押さえまででその後ろから捲り追い込んでくるであろう⑦菊地と⑨三谷で勝負してみたい。
③原田は相変わらず位置取りが全然ダメ、⑤郡司は近畿の露払いをやっているようでは論外で買う気がしなくなった。
むしろ⑧横山が再度自分のレースができれば大穴、後ろはどうでもいいのだから遅めの捲りで十分だ。
二車単
⑥=⑦⑨
⑥→④⑧
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僧侶
高松Gコレトライアル
9R:気落ちしても2加瀬負けられないでしょう。
三連単 2-7-1,6。
12R:1児玉にしても5山原にしても此処一番に極弱いが山原が少し頭を使えばで首位。
三連単 5-1,4-1,4,3。
小倉MNガールズ
1R:下手だが5亀川の実力上位。
三連単 5-4,7-4,7,2。
2R:3お貴さん抜かれないでしょう。
三連単 3-2-4,5。
お互い持ち味発揮しない事を祈って。
インフルエンザで当日欠場多発ですね。
よろしくお願い致します。