本日は久々に立川で現地取材、このところはすっかり機動力が衰えて(笑)ネット投票派になっており改装されてからは初めてだったが、予想以上にきれいになっていてびっくりした。

やはり人を集めようというのであればそれなりの施設でなければならないし、それなりの費用をかけても「古い・汚い・臭い」等は徹底的に排除するべきだ。

こういうところに「古きよき」は通用しない。

さて、二日目となったガールズケイリンは菅田賀子が梅川風子と石井貴子（千葉）のモガキ合いをあっと驚く差し切りで大波乱となった。

石井寛子はあわや落車かという場面があったが堪えて快勝、こちらは順当に連勝を飾った。

６Ｒは森美紀→藤原亜衣里→貴子→田中麻衣美→菅田→梅川風子→元砂七夕美という初手の隊列、打鐘の３角で早くも梅川が踏み込むと貴子→菅田さらに元砂まで併せて出ていく。

最終ホームで貴子が強引に主導権を取るが梅川も菅田の外で並走の形から最終バックで再度襲い掛かりいったんは前に出る。

しかし貴子も盛り返して今日もモガキ合い、菅田→元砂は両者を見る形で絶好の展開になる。

直線は初日と逆に梅川が貴子をねじ伏せたがその外から菅田さらに元砂も突っ込んで大激戦、４車がゴール前で横一線に並んだが菅田がわずかに伸び勝ってこれはびっくりの大穴が飛び出した。

梅川は惜敗の②着、大外から伸びた元砂が③着となり貴子は④着に敗れた。

菅田は千載一遇のチャンスをものにして衝撃的な特大の一発、梅川と貴子がモガキ合って展開が向いたにせよ10点近くも得点上位の選手を負かしてしまうとはこれまでの成績からはとても想像できない。

予選はもちろん初勝利、今回は初日もいいレースをしていたのは確かだが、それにしてもこれを「予想」するのは不可能だ。

代謝の危機と戦っていかなければならない現状だが奇跡への第一歩となるか、予選で①着が取れるのであれば光は見えた。

梅川はダッシュのある貴子に併されて終始外々を回らされる苦しい展開、それでいて最後は貴子をねじ伏せてしまうのだから内容としてはそれなりの評価はできる。

予選クラスでは実績がないうえに近況全く奮わなかった菅田に差されてしまうようではまだまだ物足りないが、これからもっと走ってきそうな雰囲気だ。

元砂は４番手から直線強襲、あと一歩で大魚を逃したが今回は連日脚をためて最後によく伸びているのが目につく。

これまでの逆噴射のイメージとは一変、元々位置は取れる選手なのでそのうえで同じことができればかなり戦えるようになる。

貴子はただでさえ逃げてしまうと末が甘いのに脚を使いすぎて最後は失速、タイトルホルダーとして予選の着外はいただけない。

初日は勝ったが本来のデキにはないし過信は禁物だ。

７Ｒは７→寛子→黒河内由実→高橋智香→鈴木奈央→三宅玲奈→中嶋里美、このまま打鐘となり残り１周から奈央が仕掛けていく。

玲奈→中嶋も追走、寛子は奈央に飛びつこうとするが内に詰まってバランスを崩して一瞬危ない場面があった。

しかし立て直すと玲奈に踏み勝って結局は奈央後位を確保、最後は初日同様奈央を捕まえた。

逃げた奈央が②着、初手から寛子後位にいた伏兵の黒河内が③着に入った。

寛子はとにかく落車しなくてよかったしかえってスイッチが入った模様、いわゆるイン粘りのような形で奈央後位を奪取して差し切った。

当たり前だがやはり強いし特別レースでもこのぐらいの力強さがほしい。

奈央は初日よりは遅めの仕掛けで後ろもついてきてくれたてうまく寛子を封じたかに思われたが最後はやはり後位に入られてしまった。

それでも二日間まずまずの内容、脚の使い方ひとつで優勝争いだ。

黒河内は初手から寛子を追走できたのが全てだがよくついていった。

予選では久々の好走、菅田もそうだし他の選手にも言えることだが、追走さえしっかりできればそれなりに戦える選手は多い。

自分を客観的に見て何をすべきか、それが分かる選手が生き残れる。

7/24
立川5Rガールズ一般
[車 名 期県]
①森　美紀　　 102福
②田中　麻衣美 102新
③山本　レナ　 106京▲
④中嶋　里美　 110愛◎
⑤藤原　亜衣里 102新△
⑥三宅　玲奈　 108岡○
⑦高橋　智香　 112愛

④中嶋は相変わらずだがここなら力上位は明らか、機動力で圧倒してほしい。

相手は⑥玲奈でこちらも一般戦を走っている場合ではない。

両者の争い、前回よかった③レナと巧者⑤藤原へ。

三連単
④＝⑥→③⑤

7/24
立川9Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①石井　寛子　 104東◎
②石井　貴子　 106千○
③梅川　風子　 112東▲
④黒河内　由実 110新
⑤元砂　七夕美 108奈
⑥菅田　賀子　 104城
⑦鈴木　奈央　 110静△

今日のレースを見たらやはり①寛子、どんな展開になっても最後は突っ込んでくる。

相手は②貴子、デキはひと息だが決勝ではそれなりのレースをしてくる選手だし、位置取りは寛子よりこちらのほうが厳しい。

以下③梅川と⑦奈央がどこまで食い下がるか。

三連単
①→②＝③⑦

ガールズケイリンはさらに函館と久留米（ともにナイター）がスタート、やたらに開催が増えてきたがこういうのは正直困る。

ガールズに限らず現状の規模を維持したいのであれば全体で日程をうまく回さないと待っているのは共倒れしかない。

函館は高木真備に太田りゆが挑戦する大注目の一戦、派手なデビュー戦を飾ったりゆだが相手がまるっきり軽かったのも事実で伊東ガールズケイリンフェスティバル組にどこまで通用するか。

7/24
函館6Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①浦部　郁里 　102井▲
②太田　りゆ 112埼○
③竹井　史香　 106香
④荒牧　聖未　 102栃◎
⑤飯田　よしの 106東△
⑥加藤　恵　　 112青
⑦白井　美早子 102大

②りゆがここも後続を突き放して主導権を取りそうだが④荒牧には追いかけやすい形、戦ってきた相手が違う。

追いついての差し切りに期待したい。

相手はもちろんりゆ、あとは③着名人(笑)①浦部と好調⑤飯田へ。

三連単
④→②＝①⑤

7/24
函館7Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①野口　のぞみ 110長▲
②蓑田　真璃　 110千
③中野　咲　　 110愛
④成田　可菜絵 112大
⑤中村　由香里 102東○
⑥日野　友葵　 108媛
⑦高木　真備　 106東◎

⑦高木で断然、伊東でも大活躍しておりここでは負けられない。

相手も伊東組の⑤中村とパワーある①のぞみに絞る。

三連単
⑦→⑤＝①

久留米には伊東ガールズケイリンフェスティバルを制した小林優香が凱旋、ここも圧倒的な強さを見せつけよう。

山原さくらは伊東で大敗も今年のそれまでの成績は優香に次ぐもの、巻き返しに期待したい。

7/24
久留米6Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①大久保　花梨 112福▲
②東口　純　　 108石△
③細田　愛未　 108埼○
④松尾　智佳　 102媛
⑤小林　彩乃　 112群
⑥杉沢　毛伊子 104静
⑦山原　さくら 104高◎

⑦山原はここなら断然、伊東での大敗が尾を引いていなければまず大丈夫だ。

相手はこちらも伊東組の③細田から改めて見直したい①大久保と立ち回りうまい②東口へ。

三連単
⑦→③＝①②

7/24
久留米7Rガールズ予選１
[車 名 期県]
①山本　知佳　 110和▲
②加瀬　加奈子 102新○
③吉原　菜那　 112佐
④大和　久保美 102青△
⑤宮安　利紗　 106岡
⑥小林　優香 　106福◎
⑦鈴木　彩夏　 110東

こちらも⑥優香で断然、これは解説不要だろう。

相手も貫禄者②加瀬、伊東では「レディースデー」だったとのことだがそれでも見せ場を作っている。

好枠①知佳と前回前橋で決勝②着の大和へ。

三連単
⑥→②＝①④

福井記念「不死鳥杯」二日目優秀戦は稲川翔が会心のレースで快勝、まず郡司浩平をブロックすると内を掬ってきた武田豊樹も締め込んで最後は先行した脇本雄太をきっちり捕らえた。

脇本が②着で見事なワンツー、この両者は相性抜群だ。

二次予選では勝てはしなかったものの太田竜馬・野原雅也が別線を完封、これらがどこまで頑張れるかにも注目だ。

7/24
福井10R Ｓ級準決勝
[車 名 期県]
①岩津　裕介　 87岡◎
②早坂　秀悟　 90城△
③北津留　翼　 90福▲
④太田　竜馬　109徳○
⑤深谷　知広　 96愛
⑥鷲田　幸司　 92井
⑦後閑　信一　 65東
⑧黒田　淳　　 97岡
⑨椎木尾　拓哉 93和

並び
②3 ⑦ ④18 ⑤96

④太田と⑤深谷の対戦に注目、戦っている相手も違うが近況の気配では太田に分があるように思われる。

二次予選同様太田の主導権から①岩津の抜け出しが本線だ。

深谷が叩き合いに持ち込むなら②早坂が捲って③北津留の差しも。

二車単
①→④
③→②

7/24
福井11R Ｓ級準決勝
[車 名 期県]
①郡司　浩平 99神▲
②稲川　翔　 90大◎
③伏見　俊昭 75島
④野原　雅也 103井○
⑤武田　豊樹 88茨
⑥川口　聖二 103岐
⑦志村　龍己 98梨
⑧山形　一気 96徳△
⑨林　巨人　 91愛

並び
①3 ⑤7 ④2 ⑥9 ⑧

優秀の②稲川の仕事を見たら④野原も仕掛けやすいだろうし別線は簡単には攻め込めない。

野原が好機に仕掛けて稲川が援護、後続を完封だ。

近畿ワンツーが大本線、力で①郡司と３番手にいれば面白い⑧山形を押さえる。

二車単
②＝①④⑧

7/24
福井12R Ｓ級準決勝
[車 名 期県]
①村上　義弘　 73京◎
②柴崎　俊光　 91三
③河端　朋之　 95岡▲
④桐山　敬太郎 88神
⑤渡邉　晴智　 73静
⑥堂村　知哉　 88井△
⑦脇本　雄太　 94井○
⑧西村　光太　 96三
⑨橋本　強　　 89媛

並び
④5 ③9 ⑦16 ⑧2

ここだけ明らかにメンバーが軽いので一応近畿、能書きとしてこれを無視するわけにはいかないが、⑦脇本と①村上は連係は多い割に決まっていないことはつけ加えておきたい。

むしろ３番手の⑥堂村への突き抜けや③河端の捲りが妙味か。

二車単
①→③⑥⑦