誰が逃げるのか見当をつけるための判断材料は、いろいろありますが、ここでは主要な3つを紹介します。
「B(バック)」とは、「直近4ヶ月中に獲得したB(バック)回数」の略語です。 B(バック)は、最終周回のバックストレッチラインを先頭で通過することにより獲得できます。 Bは自力選手としての気風(きっぷ)の良さを表します。つまり、Bが多いということは、それだけよく逃げているということです。
出走表のBの欄に注目して下さい。B回数から1番(うまくん)、3番(うさぎさん)、7番(りゅうちゃん)が自力選手である事がわかります。 4番はB回数が1回なので自力がないわけではありませんが、南関の逃げ屋がいるので、そちらをマークします。
Bが多いほど逃げる可能性は高いと言えます。よってメンバー中、最も逃げそうなのは、1番(うまくん)と言えます。
「決まり手」とは、連対(2着以内に入ること)したときの勝ち方を表します。また、決まり手の欄に示された数字は、直近4ヶ月の連対回数を表します。例として出走表の1番(うまくん)の決まり手を御覧下さい。これは直近4ヶ月のうち、「逃げ」での連対が5回、「捲り」での連対が2回、「差し(マークした選手を直線で抜かして1着または2着を獲得した時の決まり手のこと)」「マーク(マークした選手を差せずに2着に流れ込んだ場合の決まり手のこと)」による連対が0回という意味です。次に3番(うさぎさん)の決まり手に注目してください。「逃げ」3回、「捲り」6回の連対があります。以上の事から、最も「逃げ(先行)」で連対しているのは、1番(うまくん)だと言えます。
ページ1の図を見て下さい。
1番ラインが4人もいて最も長いです。ラインが長くなるとそのラインの追い込みは、ブロックを決めやすくなります。従って、長いラインは逃げた方が有利と言えます。今回のケースでも、1番にとっての最善策は「逃げ(先行)」であると言えます。
よほどの事がない限り1番は、先行勝負してくれることでしょう。そうすると、何だかんだで5番(いぬくん)が(幸運に)恵まれそうだと言えます。しかも、5番(いぬくん)はメンバー中、最も高い得点を持っています。
よって、一般論では、本命は、5番(いぬくん)ということになります。3番の「逃げ(先行)」はありえないわけではない、という程度です。7番の「逃げ(先行)」は、まずないと考えて良いでしょう。