格下の地元６番車の選手が１着、大穴に…
レース後『地元なので、気合いが入りました…』なんてインタビューを聞いたファンも多いのでは？と、ここで意義あり。

おわかりかと思いますが、これを『地元三割増し』と呼び、競輪ファン以外、まずもって一般社会に通じない不思議格言が存在する。

でも、ちょっと変だと思いません？だって、地元だからって自転車に電動アシストが付いたり、ゴール線を前輪タイヤ分サービスなんて特例は一切ないんです。つまり気合いだけ…まぁ、強いて言うなればいつもより声援 (罵声？) が多いことくらいでしょ…ってことは精神的な影響が後押ししてくれるってこと。
ならば勝つための秘策として、走る選手はそこを地元と思えばいいはずで、北海道から沖縄まで、選手全員が地元の気持ちでレースに望めば良い。なぜそのことに４、６、８番選手は気付かないのか？自分を地元と思い込ませる能力が秀でていれば三割増し、つまり１３０パーセントの脚力を発揮できるんです、これでヨーロッパ（４、６、８番車）は脱出できる！
今後、予想紙には級班、競争得点、ギア倍数と共に『地元思い込み度指数』または『地元愛着度指数』なんて情報を表示していただきたい…


ここで朗報、未来新聞が手元に届きましたので紹介しましょう。

平成３０年、某競輪場 Ｓ級国際レース決勝戦、前日インタビューは以下のとおり。

1番車…地元なので強きに番手で勝負する
2番車…地元戦は気合いが入る、自在に走る
3番車…このバンクは得意、地元連続優勝目指す
4番車…地元なので見せ場を作りたい、先行で
5番車…地元の決勝に乗れて嬉しい、一発狙う
6番車…地元ライン9番手から直線勝負にかける
7番車…ココハ、ジモトダカラ、ガンバリマス
8番車…準優は恵まれた、地元だし勝つ競争
9番車…地元9人で連携してＳ級初優勝狙う

結果→１着９人同着、全員優勝で皆が競争得点を上げることに成功。

因みに競輪ファンである僕は、スカパー観戦ネット投票で、常に地元の競輪場と思い込みながら、泣けなしの軍資金をつぎ込んでいるのだが、地元三割増しの神通力は通じていない…


発走台の選手諸君、思い込むのです…あなた方は今、地元・ホームバンクにいる…地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元地元ティ～

でもねぇ、全員が同じことを考えていては…う～ん、どうやら我が発想の転換は絵に書いた餅のようで…
こちかめ両さん的なアホな発想をする、アホな自分を確認した…されど競輪は楽しい、競輪バンザイ、アディダスじゃなかった、アディオ～ス！