キター、久しぶりに凄い人が！

先日の福井競輪F1戦のスカパー中継、かつての福井の重鎮・野原哲也（５１期・福井＝２０１２年引退）が解説席に君臨していた。
いつから解説者としてファンの前に姿を見せたかわからないが、この解説ぶり、超超超サイコーじゃないか。

野原哲也（失礼、今は一般人のため呼び捨て禁止っすね）と言えば、S1トップ選手としてならし、G１レースに何度も出場、立川ダービー決勝で表彰台に上がった事もある名選手。
その野原…さ…ん…が行う解説は笑いのオンパレード。
東北弁チックな福井訛りで語る野原さんの解説、レース予想の中身はそれなり、可もなく不可もなくといったところだが、ポイントはレース以外の余談の部分。
細木数子風にズバリ言ってやろう…『ただのオッサン』だ。
ところがこのオッサン、全く嫌味がなく好感が持てる、いや、持てすぎる。

この日は息子、野原雅也（１０３期・福井）の地元S級デビュー戦もあって、日常の親子の話題など、更にネタは豊富なよう。
司会『息子さんと住んでるんですよね…』
野原『いや、父親とは住みたくないようで、どっかで一人で住んでるみたいです…』
こんなやりとりが続く、で、ピンポイントで選手の性格・素性等も交えるので、このレースはどんな走りをするかと言ったヒントにも繋がる。
新聞どおりの当たり前の解説をするより、遥かに有用と感じたね。

そもそも解説者の予想って、もっともらしい事を言ってるけど、現役時代にレースの読みが甘く惨敗した人ばかり、そんな選手が引退後、その読みで予想しても…？？？…と違いますかぁ（笑）
S級トップだった選手が、競争の流れの違うA級やチャレンジ戦の選手心理や競争の読みを的確に掴む事自体、無理があると思う…。
それよりも選手の癖や性格、直前の情報を教えてもらった方が、どれだけ役立つか。

話を元に戻そう。
後半になると地元の現役S級選手がゲスト出演、トークがこれまたサイコー。
野原『イケメンでしょ～、どうです、カッコイイでしょ～(司会者に何度もふる)』
司会『ハッハッハ…ハ…（困った表情）』
その後も選手のエピソードやらで、サイコーのスカパー中継。

厳しいファンからは『もっと真剣に予想せんか！』と、叱られそうだが、野原さんのキャラは絶対に変えてほしくない。

文章で伝える事は、非常～に難しいので、とにかく見てほしい、競輪で負けてもほんの少しだけ癒される気がする…かも…しれない。

野原哲也さん、あなたは名選手から迷解説者に変身した、うん、これ、間違いない！
あ～福井競輪F1戦が待ちどおしい…（笑）


注＝間違っても僕は福井競輪の回し者ではありませぬ ( ￣▽￣)