付き合って１年ほどになる彼女が競輪を見たいと言い出したので初めて京王閣へ連れて行くことになった。

私にとっては競輪場＝勝負をする場所なので「単騎」が基本で他人と一緒に行動するのは好まない。

「単騎」なら好きなように戦えるが、あのような場所で他人と「連係」してしまうと色々と制限されてスマートにふるまわざるを得なくなる。

相手が女性なら尚更で、例えばひどいレースを見せられてもブチ切れるわけにもいかないし、途中で軍資金が尽きるというのもよろしくない(笑)。

だからこちらからは一切「競輪場デート」は持ちかけたことはなかったが、「あなた詳しいんでしょ？」と言われて断るわけにもいかない。

というわけで「オレはコラムで忙しいんだけど…」と思いながらも(笑)先週の土曜日に彼女を京王閣ナイターへ連れていった。

私もすっかり機動力が衰えて(笑)現地は久々、先に単騎で乗り込んで特観を買って彼女を待っていることにした。

ちなみに私は隣に変なのが来ると困るので単騎の場合でも特観は必ず２枚買う(笑)。

着いてみたらなんと岸和田に伊東まで併売、何かしらは売っているだろうなと思っていたがまさかの２場併売でこれではラピスタとたいして変わらない(笑)。

当日はガールズケイリンですでに潤っていたこともあり、「よし、彼女が来る前に一丁仕上げてやるか」と思ったのがいけなかった。

そもそも元々買う気のなかったレースばかり、かすりもしない(笑)。

そして京王閣本場も始まり３場併売、全く芽が出ずクソ寒いのに火ダルマである(笑)。

軍資金もどんどん減って彼女が来る前になくなるというシャレにならない展開も脳裏にチラつくほど(笑)、それだけは避けたい。

ようやく５Ｒの末木浩二で的中、これは荒れようがないし安くても仕方ない。

ようやくホッとひと息、彼女も到着してここからは「案内役」として冷静さを保つ必要がある。

一応ひと通り理屈だけ説明したが、やはり競輪というものは新規にとっては敷居が高いものなのだなというのが改めてよく分かる。

あとは場内を回って食べ歩き、彼女はどちらかというとこちらのほうがメインだ(笑)。

車券のほうは彼女も少ししか買わないのでこちらも軽く、本当はやられ過ぎてすでに死に体になっているだけだがかえって都合がよかった(笑)。

ところがこういう時に限ってよく当たる(笑)。

彼女に「あなた、だいぶ浮いてるんじゃない？」と聞かれて「いやぁ、最初芳しくなかったからねぇ…」と苦笑い、資金配分が実にまずい(笑)。

最終レース初日特選で好配当を的中してようやく原点付近に復帰という情けない内容、それでも彼女が来てからはよく当たってなんとか面目は保った。

彼女もワイドでカワイく買って一応プラス、まずまずのデビュー戦を飾った(笑)。

これで競輪場デートも無事終了、彼女は競輪を理解したわけではないが食事も美味しくそれなりに初めての競輪場を満喫してくれたようでまた来たいと言っていた。

私がすでにこのザマであるから手綱を引いてくれるぐらいでちょうどいいので一緒にハマってしまうようだと考えものだが…(笑)。

やはり新規客はまず競輪場へ足を向けてもらい車券を買ってもらうことが重要、ほとんどの人はきっかけがないだけで行けば詳しくなくてもそれなりに楽しめるものだと思う。

11/22
和歌山11RＳ級決勝
[車 名 期県]
①中野　彰人 93和△
②山内　卓也 77愛○
③松坂　洋平 89神▲
④池田　智毅 68和
⑤伊藤　大志 86青
⑥下田　和美 72熊
⑦柴崎　淳　 91三◎
⑧矢口　大樹 95千
⑨吉永　和生 80広

並び
①4 9 ⑦26 ⑧35

⑦柴崎は平塚記念を制するなど絶好調、前回別府決勝は地元の小野俊之に指名されてかなり気を遣った先行をしたので参考外でいい。

ここは⑧矢口の先行をひと捲りで決着、相手はラインの②山内が有力だが③松坂の二段駆けや地元①中野の総力戦にも注意したい。

二車単
⑦→①②③