競輪には複数の賭式がある。枠単からワイドまで購入者の軍資金と戦略によって選択されていく。また、選ばれた賭式も人によっていろいろな購入方法がある。一点買い、ボックス、流し、フォーメーション…その人のこだわりや考え方、気合いの入り方、楽しみ方が表れてくる。自分の場合は海老で鯛を釣ろうとするタイプのギャンブラー。自然と大穴狙いの買い方になってしまう。そして大穴につきものは愛してやまない「468」の選手たちなのである。一番テンションが上がるのは、その468選手たちが弱冠の自力足を持っており、なおかつ単騎を選択している番組である。そしてコメントが「前々で」や「切れ目から」、ではなく、「一発を狙います」とか「なんでもやる」なんて書いてあった日には、即キャッシュコーナーで諭吉を一枚引き出し、入金する。買い方はもちろん三連単６ー全ー全(56点)、そして保険の意味で三連複６ー全ー全(28点)。計84点。上手くダブルヒットなんかしたら決定放送画面は絶対見ないで耳を澄ます。二車複のアナウンスで五千円も越えたら心臓は破裂しそうになる。二車単のアナウンスでさらに鼓動は激しくなり、三連複のアナウンスで30000オーバーしたらもう脳汁が…三連単のアナウンスを聞く頃には失禁してしまいますなヾ(^▽^)ﾉ私は予想印のや二重は見向きもしない。七夕過ぎた今日この頃ではあるが、☆や★印、または無印の468選手たちに夢と希望を託しているのである。星に願いを。今日もまた、諭吉が社会経済という大河に放流され消えていく。いつか大きく太って帰ってくる鮭のように。私の財布は常に空き状態。諭吉たちの帰宅準備はいつでもきている。