松戸記念競輪、初日が終わりました。

地元からは、2日目優秀レースに3選手が進出。
石井秀治、エビちゃん（海老根恵太）、小埜正義です。

石井秀治は、昨年全国区の選手に急成長。
なんと、最多勝まで獲得するまでになりました。

売り出し中の時は、いつまでその調子が続くか疑問視されていましたが、
今年は、オールスター競輪でドリームレースに選出され、
超一流を狙える位置まできました。

今年の彼は、しっかり仕掛けられる勝負度胸が光ります。
昨年までは、
仕掛け損ねたり、位置取りにこだわったレースをしたり、
自分のスタイルに迷いながら走っていたように感じます。

しかし今は、
相手がどんな強豪選手でも、自分のレースにブレを感じません。
そこが高いレベルで安定している要因でもあります。

そして、小埜正義。
彼の持ち味は、
自分のやるべきレースを、
しっかり分かってやっているのが長所だと私は思っていました。

それが、今年に入ってから
「自分もいい年だし勝ちにこだわっていきたい」
と言うようになりました。

それから、ピタッと勝ち星に恵まれなくなりました。
結果を考えながら走ると、勝負どころで考えてしまいます。
その一瞬の判断の遅れが、致命傷となるのです。

今の彼は、また以前のレーススタイルに戻ってきました。
やはり、対戦相手に嫌がられる選手にならないと結果は付いてきません。
もっともっと、対戦相手に嫌われる選手になって欲しいものです。


そして最後にエビちゃん。

彼とは、
私のグランプリ出場を寸前でかっさらわれたり
（競輪祭優勝で残りのGPシートを奪われたいうことですわ）、
よく戦ってきました。
しかし、ここ２，３年は
「どうしたエビちゃん！」
と思いたくなるような成績が続いてきました。

一人でいることも多かったような気がします。

私も気になって、よく声を掛けていましたが、
急に、以前の強いエビちゃんが戻ってきました。
本人に確認しても
「何でですかね～」
と、おとぼけビーバーですわ。

でも、今のエビちゃんはレースに対しての淡泊さが無くなってきました。

この3人が揃う優秀戦。
対戦相手は、近畿勢他強い選手が揃いました。
決勝の前哨戦として注目したいと思っています。