いわき平ガールズケイリン決勝はついに金メダリストが本領発揮、ミリアム・ベルテ（ドイツ）が来日初勝利を優勝で飾った。

②着もエレナ・カサスロイヘ（スペイン）で外国勢がワンツー、予選では健闘した日本勢だが決勝では完敗である。

レースは門脇真由美が後方から仕掛けたときにベルテがこれを追って上昇、前受けしていたカサスロイヘがベルテを迎え入れて結局外国勢が２・３番手という絶好の位置で並ばれてしまっては日本勢はひとたまりもない。

石井寛子が捲って行ったが、いくらなんでもただでさえ脚力に優る外国勢が番手捲りでその上を行けというのは苦しすぎる。

ベルテが満を持して番手捲りで快勝、一番脚のある選手が一番いい位置を取ってしまえばこんなものだろう。

カサスロイヘもベルテをきっちりマークで②着、石井を牽制しながら踏み込んだ分届かなかったが、こちらも三日間連対で十分に実力をアピール、脚もあるが予想以上にレースのうまさがある。

外国勢に絶好の展開になったのは確かだが、勝負所でしっかり動いてその展開を作ったのも自分達、ケイリンそのものがぶっつけ本番に近く準備不足を感じさせたが、三日間でしっかり修正してきたのはさすがである。

それにひきかえ日本勢は脚力の違いもさることながら、自分で動いてレースを作ろうという選手は門脇だけであとの選手は総じて消極的であった。

石井は屈辱の⑥着、捲りに行ったスピードそのものは悪くなかったが、外国勢相手にあの位置取りでは捲れるはずがない。

力はあるのだから、やはり普段からもう少し自ら動いて展開を作っていかなければいけない。

③着の小林莉子も同様、最近はとれた位置から流れ込むようなレースばかりになってしまっているが、もう少し位置取りを厳しくやっていく必要があるだろう。

やはり強かった外国勢、残り２戦も楽しみになってきた。

さて、ガールズケイリンは今日から前橋ミッドナイトでの開催となる。

ガールズ開催で最も影響があるのは観客動員数なのに、わざわざ無観客のミッドナイトでやるのはややもったいない感じはあるが、まあ私としてはどこでやろうがレースは見るし車券も買う(笑)。

ちなみに今回は１・２Ｒがガールズケイリンであとはチャレンジ戦という新たな試み、好調なミッドナイト競輪だがこれで売上がどうなるかにも注目か。

04/16
前橋1Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①杉沢　毛伊子 104静○
②手柴　敦子　 104熊
③三輪　梓乃　 102広▲
④野口　諭実可 102群△
⑤後閑　百合亜 102東
⑥高松　美代　 102神
⑦山原　さくら 104高◎

前回松山で圧勝した⑦山原がここも中心、またまた①杉沢が挑んでいくのだろうが、山原のカマシ・捲りの破壊力が上回る。

杉沢も好調で打倒山原に再度真っ向勝負、予選ならそれでも着には残れるデキか。

あとはマーク陣、安定しているのは③三輪だろうが④野口も力をつけている。

点数を絞りたいので近況気配いまひとつの②手柴は思い切って軽視したい。

三連単
⑦→①＝③
⑦→①＝④

04/16
前橋2Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①青木　志都加 104京
②大和　久保美 102福
③田中　麻衣美 102新
④矢野　光世　 104福○
⑤中村　由香里 102東◎
⑥山口　菜津子 102高
⑦重光　啓代　 102静▲

連続優勝中の⑤中村、前回の函館は初日に取りこぼしたがここは負けられない。

その函館決勝で中村に続いた好調④矢野がどこまで中村を苦しめるか。

⑦重光は前回松山が一般戦でまさかの惨敗と全く奮わなかったが、今年に入ってからの実績は十分で巻き返しが期待できる。

ここは三連複④⑤⑦一本で勝負だ。

なお高知記念は渡邉一成が新田祐大後位から直線鋭く伸びて優勝、②着入線した大塚健一郎が失格となり新田が繰り上がりで私の車券も的中となった。

ガールズ決勝も的中、最近のなかではまずまずのデキと言えるだろう。