地元の期待に応えて。

平原康多選手
大宮記念優勝おめでとうございます。
抜群のタイミングで
抜群の捲りでした。
感動致しました。


千葉県民の長谷川物申させて頂きます。

心から言わせて頂きます。
二段駆けは苦手です。
長年、競輪を打たせて貰っていても
二段駆けは苦手です。
何故なら、大事な機会を棒に振っても
誰かの為に、その機会を捧げなくては行けない時が有る。
そんな選手を観て居られない時が有る。
でも、ラインの為に走らなければならない時がある。
自我を殺して、その機会を生かさなければ行けない絆が有る。

それが競輪だから。
それが競輪の浪漫だから。
その精神にファンは
心熱くし、心焦がすのだから。


おい！小埜よ！
何を考えていた。
何を躊躇っていた。
何を思いながら走っていた。

昨日の四着は誰も褒めてくれない、悲しい四着だぞ。

千葉県民として恥ずかしい。

あのタイミングで優勝出来ると思っていたのか
あのタイミングで出切れると思っていたのか。
後ろはF1レベルの捲りじゃないぞ。
地元平原選手と深谷選手だ。
SSの秀逸な捲りだ。
バック迄一列棒状だったのが奇跡なぐらいだ。

真意は分からないが

千葉県民として恥ずかしい。

貴方の横の動きなど
誰も期待してないし
熱望していない。
平原選手の番手、岩津選手に絡んでも南関東勢誰も得はしない。

貴方の為に
全てを捧げ先行した
貴方への恩を返そうと
果敢にも逃げてくれた
鈴木裕選手の気持ちは何処へ。

中村浩士選手にも、四番手を固めてくれた荒木伸哉選手にも面目が立たない。

南関東が四車居て
いやいや、五車居ても勝てない。
そんな状況を貴方は数々観て来たではないか。
貴方も、形振り構わず先行したにも拘らず、先輩が勝てなかった事が有ったではないか。
その悔しい思いはどう生かされたのか。

南関東は先行屋が育たない。

貴方は身を持って感じて来たではないか。
こんなレースをしていたら今迄通りの南関東ラインままではないか。
結束するなら勝者を出さなければならないんじゃないか。

と、千葉県民の店長(座長)さんは思っているのではないか。
南関東の皆様は思っているのではないか。
千葉県民の皆様は思っているのではないか。
と、想ってみました。
そっと胸の奥にしまっておこう。

小埜正義選手がタイトルを取る迄は。

小埜！
千葉県民は貴方に期待してるぞ！



競輪小僧