昼の部では弥彦のＧ１寛仁親王牌、そして夜の部はガールズで川崎ナイターと青森ミッドナイトがいずれも二日目を終えた。

優秀競走「ローズカップ」は逃げた池田勇人の３番手から追い込んだ桐山敬太郎が①着で大波乱、人気の中部勢は見せ場なく終わってしまった。

とにかくＧ１の車券は難しい。

私は正直Ｇ１でまともに勝負する気にはならないが、競輪ファンの端くれとして準決勝・決勝ぐらいは観戦料ぐらいは投げておこう。

07/20
弥彦10RＳ級準決勝
[枠車 名 期県]
1①金子　貴志　 75愛
2②桐山　敬太 　88神▲
3③井上　昌己 　86長◎
4④宗景　祐樹 　84栃
4⑤菊地　圭尚　 89北△
5⑥齊藤　努　　 69東
5⑦大塚　健一郎 82分○
6⑧小松崎　大地 99島
6⑨竹内　雄作 　99岐

並び
⑨１ ②６ ③７ ⑧５４

いかにも出入りが激しくなりそうだが、最後は③井上の捲りが決まりそうだ。

ラインの⑦大塚への車券が本線。

あとはローズカップを制した②桐山と小松崎の番手がある⑤菊地も互角。

二車単
③＝②⑤⑦
三連単
③＝⑦→②⑤

07/20
弥彦11RＳ級準決勝
[枠車 名 期県]
1①後閑　信一 　65東△
2②野田　源一 　81福▲
3③脇本　雄太 　94井◎
4④内藤　宣彦 　67秋
4⑤池田　勇人 　90埼
5⑥山口　富生 　68岐
5⑦神山　雄一郎 61栃
6⑧高橋　陽介 　89青
6⑨稲川　翔　 　90大○

並び
② ⑧４ ⑤１７ ③９６

タイトル奪取へ落とせない③脇本、ここは⑨稲川の手厚い援護を受けて逃げ切りだ。

①後閑→⑦神山の御大２人がつける⑤池田が猛抵抗すると孤高の単騎②野田の一発も。

三連単
③＝⑨→①④⑧
②③⑨ボックス

07/20
弥彦12RＳ級準決勝
[枠車 名 期県]
1①中川　誠一郎 85熊
2②神山　拓弥　 91栃
3③浅井　康太 　90三○
4④合志　正臣 　81熊▲
4⑤深谷　知広 　96愛◎
5⑥三谷　竜生　101奈
5⑦小野　俊之 　77分△
6⑧志智　俊夫 　70岐
6⑨飯嶋　則之 　81栃

並び
①４７ ⑤３８ ⑥９２

今日は不発の⑤深谷→③浅井だが深谷が自力なら当然の中心だ。

能力ある①中川が力を出し切れれば④合志→⑦小野にもチャンスがあるか。

二車単
③＝⑤
④→①⑦
三連単
③＝⑤→④⑦⑧

夜の部はガールズ、川崎二日目は初日に躓いた石井貴子（千葉）・梶田舞がしっかり巻き返した。

増茂るるこ・荒牧聖未も動きは申し分なく、レベルの高い優勝争いになりそうだ。

６Ｒは高松美代子が連日のＳ取り、以下荒牧→三輪梓乃→門脇真由美→梶田→伊木雪乃→杉沢毛伊子という初手の隊列、杉沢が上がろうとするも門脇がこれを出さずに先に仕掛ける。

荒牧も応戦して踏み合いになり、外の門脇がいったんは前に出るが内の荒牧も再度盛り返す。

門脇の仕掛けに乗る形になった梶田がひと捲り、今日は力を出し切ってしっかり人気に応えた。

内で凌いだ荒牧が②着、積極的に展開した門脇が③着となった。

梶田は展開もよく余裕のレース、やはり能力は高い選手だ。

荒牧は門脇と踏み合って脚を使わされたが強い内容、常に前々に踏めている。

門脇も見せ場十分、先に動いて力を出し切った。

７Ｒは藍野美穂→竹井史香→石井→飯塚朋子→金田洋世→増茂→倉野由紀、打鐘で目立った動きはなく竹井が飛び付きを狙ってペースが緩んだところを金田が一気に仕掛ける。

増茂はこれにしっかり追走、完全に２車で出切ってしまう。

石井は昨日のレースの影響もありやや仕掛けが遅くなるが、これを追って捲っていく。

竹井は注文通り石井後位に入ったが、やはりダッシュの差で離れてしまった。

番手捲りを放った増茂を追う石井、完全に両者のマッチレースとなったが最後は石井が力で捩じ伏せて快勝、今日はしっかりと人気に応えた。

増茂が②着、離れながらも竹井がしぶとく③着に食い込んだ。

石井も人の子、昨日のレースがあってさすがにこれまでのようなカマシではなく少し仕掛けを遅らせてきた。

元々そのほうが得意なのだろうし、捲りの破壊力は凄まじい。

番手捲りの増茂を楽に差し切って快勝、やはり脚力は断然である。

増茂は金田が行ってくれて好展開、石井には力で捩じ伏せられてしまったが連日の好内容、よく動けている。

竹井は近況パッとしないが、今日は離れながらも自力で追い上げてなんとか③着を確保、決勝進出を決めた。

金田は先行で見せ場十分、④着だが増茂に番手捲りを食らったわりには最後までよく頑張っている。

07/20
川崎５Ｒガールズ一般
[車 名 期県]
①倉野　由紀　 104愛
②杉沢　毛伊子 104静▲
③高松　美代子 102神△
④伊木　雪乃　 102熊
⑤藍野　美穂　 102東
⑥飯塚　朋子　 102大○
⑦金田　洋世　 106神◎

本来なら②杉沢で断然の一戦だが明らかに本調子になく、人気になるのなら飛び付けない。

私としては最も応援している選手のひとり、あっさり勝ってほしいと思いながらも車券はシビアに考えたい。

動きがいいのは⑦金田と⑥飯塚のほう、こちらが本線で杉沢は押さえになる。

あとは③「レジェンド」高松も杉沢後位から上位進出がある。

三連単
⑥＝⑦→②③
②→③⑥⑦

07/20
川崎９Ｒガールズ決勝
[車 名 期県]
①石井　貴子　 106千▲
②門脇　真由美 102大
③梶田　舞　　 104栃◎
④荒牧　聖未　 102栃△
⑤増茂　るる　 102東○
⑥竹井　史香　 106香
⑦三輪　梓乃　 102広

誰が逃げるのか難解な一戦、いずれにしても印の４人で決まるはずで、そのなかでも③梶田に期待してみたい。

初日は失敗してしまったが総合力は高いレベルにあり、力を出し切れれば①石井といえども簡単に勝てる相手ではない。

相手にはデキ出色の⑤増茂、いつも南関地区ではやけに強い(笑)。

石井は強さを認めつつも３番手評価、このメンバーで①番車からどう組み立てるか。

あとはもちろん④荒牧、初日に達成感があるのは決勝にはマイナスだがここも好レースは必至だろう。

三連単
③＝①④⑤（18点）

青森ミッドナイト二日目は小林優香が楽々デビュー以来の連勝を14まで伸ばした。

一方の奥井迪も逃げ切りで５連勝、ついに両者が決勝で激突する。

１Ｒは菅田賀子→宮安利紗→奈良岡彩子→山路藍→三宅愛梨→小川美咲→奥井、後方から奥井が一気に上がると思いのほかあっさりと奈良岡が番手を奪取、三宅は枠順もあり苦しい展開になるが脚力差で最終的には３番手を確保して人気３車の勝負になる。

地元の奈良岡も懸命に追い込むが奥井が押し切って連勝、三宅まで３車そのままの並びで入着した。

奥井は前回立川から一気に「覚醒」、この二日間も圧倒的な内容の勝ちっぶりは小林優香にひけをとらない。

奈良岡は思った通りのレースをしてくれたが奥井が強すぎた。

三宅は大外枠ではあれが精一杯か、奥井が上がったときについていきたかった。

７Ｒは篠崎新純→森美紀→石井貴子（東京）→小林→野口諭実可→越田恵美子、５番手から小林が仕掛けると野口はあっさり離れて結局は篠崎が収まる。

あとは最後までそのまま、全く差は詰まらず小林が楽々押し切って篠崎が②着、森が③着となった。

小林はデビュー以来14連勝、今日は全く危なげなかった。

篠崎は予定通りの組み立てだろうが連日前を捕らえられず、脚力差を見せつけられた。

森は初手から篠崎マーク、展開に恵まれて流れ込んだ。

07/20
青森１Ｒガールズ一般
[車 名 期県]
①小川　美咲　 106静▲
②山路　藍　　 106京◎
③宮安　利紗　 106媛○
④後閑　百合亜 102東
⑤菅田　賀子　 104新
⑥野口　諭実可 102群△
⑦越田　恵美子 102石

一般戦回りになった②山路だが初勝利には大チャンスだ。

少し勢いに翳りがでてきたが、ここはしっかり決めておきたい。

相手も同期の③宮安と①小川、連日穴で期待した⑥野口も少し。

三連単
②→①③⑥

07/20
青森６Ｒガールズ決勝
[車 名 期県]
①三宅　愛梨　 104岡
②奥井　迪　　 106東○
③奈良岡　彩子 104青△
④篠崎　新純　 102千◎
⑤小林　優香　 106福▲
⑥石井　貴子　 104東
⑦森　美紀　　 102福

⑤小林も強いが②奥井も強い。

両者の先行勝負が濃厚、ならば④篠崎の捲り一発はないだろうか。

取手で男子選手並みの捲りを放って優勝したシーンが忘れられない。

もちろん前述両者、あとは地元の③奈良岡も脚をためられれば面白い。

二車単
④→②③⑤
三連単
④→②③⑤