小倉ガールズケイリン決勝は小林優香が無傷の20連勝を達成、他派も健闘して後方からの捲りになった小林だが終わってみれば山原さくらに３車身差をつける圧勝であった。

レースは篠崎新純→浦部郁里→高木真備→山原→戸田みよ子→小林→門脇真由美という並び、小林はやはり後方に控える形となった。

高木が上昇、山原もこれに続くが前受けの篠崎も高木後位を狙っておりここが並走になるが、今日の山原は早めに仕掛けて２コーナーあたりで高木を叩きに行く。

小林も６番手から仕掛けようとするが、浦部と接触（牽制？）して危ない場面もあった。

バックでは山原が先頭、高木後位から篠崎もこれに続くが、態勢を立て直した小林が豪快に外から捲り上げると隊列が短くなっていたこともあり一気に山原を捕らえる。

直線は突き放して圧勝、ついに連勝は20まで伸びた。

先に仕掛けた山原が②着、踏み直した高木も③着に残って人気順の決着となった。

小林は圧倒的な強さ、後方からのレースとなり一瞬危ないシーンもあったが結局は捲りで突き抜けた。

競輪界全体としても連勝で話題になってくれれば盛り上がるし、私の車券が当たるよりはそちらのほうが重要だろう(笑)。

どこまで連勝が続くのか、誰が止めるのかが楽しみだが、今日のレースをみるとやはり決勝だけあって昨日指摘したような行ってくださいというレースにはならず、他の選手たちもそれなりに考えてきており、今後今日のような後方からのレースが増えてくるといずれ不発という場面が出てきそうだ。

山原はほとんど先行に近い仕掛け、最後は小林にあっさり捲られてしまったが、積極的なレースで見せ場は作った。

最終ホームで篠崎が入れてくれれば一本棒になってもっと面白かったと思う。

もちろん初手からマークというのに固執すればできなくはない枠順だったが、やはりそこは自力選手、だいたい思ったとおりのレースはしてくれたので今日は納得、小林が強すぎた。

注文をつけるとすれば番手に入れるのに入らないで外並走というレースが目立つので、他の選手を利用することももっと覚えていってほしい。

高木も早めに山原に叩かれてしまったが、踏み直してからもうひと伸びがあるのがこの選手、差し返して③着は確保した。

他の選手たちもそれなりのレース、小林を後方に置くという基本はできた。

ガールズケイリンは明日から弥彦開催もスタート、注目はなんといっても松阪で完全Ｖを飾った奥井迪だろう。

加瀬加奈子との激闘は５連勝、今回は加瀬に代わり同県の中川諒子が地元で迎え撃つ。

08/24
弥彦６Ｒガールズ予選１
[車 名 期県]
①小林　莉子　 102東○
②重光　啓代　 102静▲
③山本　レナ　 106京
④岡村　育子　 102埼
⑤高松　美代子 102神
⑥奥井　迪　　 106東◎
⑦山路　藍　　 106京

前回松阪は圧倒的な強さで完全Ｖの⑥奥井がここもド迫力の先行で他派を制圧する。

①小林はすんなり番手から差し切りまで、ガールズＧＰ出場へ向けて一戦一戦勝負駆けのつもりで臨んでほしい。

復調気配の②重光が奥井相手に無理駆けしなければ３人で決まるレース、どうせ安いのだから三連複一本でいい。

三連複
①②⑥

08/24
弥彦７Ｒガールズ予選１
[車 名 期県]
①飯塚　朋子 102大○
②松尾　智佳 102媛△
③高橋　梨香 106埼▲
④井上　玲美 104東
⑤松井　明子 102愛
⑥中川　諒子 102新◎
⑦濱田　瞳　 106青

地元⑥中川の機動力で断然、こちらもガールズＧＰの出場を争っており、特に小林とは差のない位置にいてお互いに相手より少しでも上にいたい。

相手は好枠の①飯塚、充実著しく競走得点もようやく50点に近づいてきた。

あとは③高橋と②松尾が連下、⑦濱田は落車の影響がどうか。

三連単
⑥→①＝②③

最後に豊橋記念「ちぎり賞争奪戦」決勝、地元師弟コンビがしっかり準決勝を①着で通過してきた。

08/24
豊橋11RＳ級決勝
[枠車 名 期県]
1①金子　貴志 75愛○
2②木暮　安由 92群
3③稲垣　裕之 86京▲
4④山田　英明 89佐△
4⑤新田　康仁 74静
5⑥池田　憲昭 90香
5⑦深谷　知広 96愛◎
6⑧浦川　尊明 80茨
6⑨勝瀬　卓也 84神

並び
⑦１ ④ ②８ ⑤９ ③６

なかなかの好メンバーが揃ったが、そのなかでも⑦深谷の力が抜けている。

結局はこれを巡る争い、印をつけるとなると一応師匠の①金子になるが、②木暮が分断策に出てくる可能性もなくはない。

その時は力で③稲垣、あとは脚をためて捲る④山田にも注目したい。

二車単
⑦→①③④