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スピード論

2015/03/08 3:35 閲覧数(3396)
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 私は贔屓のプロ野球球団があるので、プロ野球の試合には、年に数試合は観戦にも行くし、テレビもその球団の試合を結構観ている。
 
 特に生観戦の時は、そこで試合前の練習から観る。あきらかに、それはアマチュアでは体感できないスピード、パワー、技術を観ることができる。

 しかし、面白いのは、あきらかにゲーム内容だ。生観戦で得をした、と思えるのはとにかく、緊張感の続くゲームに当たった時である。逆につまらないのは、ワンサイドだ。応援しているチームが一方的に勝利していても、それは、愉快であるにしろ、満足感はそこまで感じ得ない。

 競輪が何かを変える際、よく出てくるのは、時速だ。私は自転車を漕ぐが当然70キロも60キロも想像外だ。競輪選手は皆スーパースターだ。だから競輪選手は基本的に憧れの存在だ。

 しかし、それが試合=競走として観たとき、そこがポイントなのだろうか?一番面白くない競走は、一本棒のままなだれ込んだ時である。車券が当たれば愉快であるにしろ、そのレースが記憶に残るのは、そんなに無い。

 ギア規制で二カ月強すぎた。スピード感が落ちて不満をもったファンがどのくらいいるのか、真面目に調査してほしい。スピードが若干落ちたことで不満のあるファンの率を。

 同様なことを、S級戦、A級戦でも言えると思う。A級選手も私からしたら皆スーパースターだ。それは体感でわかる。だから、それは凄いとしか言いようがない。しかし、スピードが若干落ちただけで、競技としてのおもしろさが落ちたとはどうしても思えない。

 ある時期から、競輪業界はS級のスーパースター頼みになったと思う。
それはそれで一つの正しい方向だが、だからといって、スピードが若干落ちるA級戦軽視は、競輪と長く関わってきた自分からすると、残念で仕方ないことである。

 競輪は、業界全体で、スピード論にちゃんと向き合ってほしい。

 
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