富山競輪開設63周年記念、瑞峰立山賞争奪戦が始まりました。
わたくし、富山が大好きでございます。
記念初優勝したのも富山。
あと、競輪場選手宿舎にある食堂の「タラ汁」を
こよなく愛しておりました。
そして、鱒寿司。
父親が現役の時(私は2世選手です)、
富山競輪に参加すると必ず「鱒寿司」を買ってきてくれていたのですが、
それが楽しみで楽しみで。
余裕で2段の鱒寿司を、1人でペロリンチョしてました
そして、
父親が引退すると、食べる機会もなくなりました。
それが、わたくし高校2年生の時だったと思います。
そして、競輪選手として20歳でデビュー。
とうとう富山競輪に参加する機会がやってきました。
富山に行くというより、
鱒寿司を買いに行くといった感覚です。
3日間の成績は覚えてませんが、
どこで鱒寿司を食べたかは覚えています(笑)。
お土産で買った、鱒寿司を家まで我慢できずに、
伊吹のパーキングエリアで食べてしまいました。
それも車の中で、1段ペロリと…。
美味かったなぁ、あの鱒寿司。
成績は覚えてなくても、そこだけはしっかり覚えていました。
…ということで、このコラム初日に書いております。
ただいま、小嶋敬二が走った第9レースが終わったところです。
小嶋は、地元の大声援を受けてレースに挑みました。
全国的な人気を誇る彼ですが、
富山競輪場での声援の多さはピカイチです。
地元ってほんとにいいものだなぁ…といつも思います。
そして結果は、
2周前から山下一輝選手(96期山口)と先行争い。
打鐘あたりで出切ったのですが、
まくられて8着、1次予選敗退となりました。
よほど力を出し切ったのでしょう。
ゴール後、1人集団から離れて敢闘門へ戻っていきました。
それは、見るからにしんどそうなものでした。
レース前の声援は一転、小嶋へのきつい野次が飛び交います。
その中でも「次、頑張れ~」
という声はほんの一握り。
ギャンブルスポーツという厳しい一面を感じました。
私は、そんな彼をみて何か寂しいものを感じました。
心中は痛いほど分かります。
落車明けとはいえ、
思うように体が動かないもどかしさ。
過去の自分を食いつぶしているように感じる、今の弱い自分。
それでも小嶋は明日以降も必死で走りぬくでしょう。
私は思います。
小嶋は、
負けても負けても小嶋敬二なんだと。
負けても彼の価値は下がりません。
もう小嶋の評価は不動のものとなっています。
そこに彼がいるだけで価値がでる。
いうなれば、サッカーの三浦知良のような存在だと思います。
年齢的にも、全盛期の走りは無理かもしれませんが、
もう一度、Gクラス以上で勝利の美酒に酔って欲しいと願ってます。
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富山記念瑞峰立山賞争奪戦
2014/08/29 9:18 閲覧数(1421)コメント(0)
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