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いわき平記念

2017/01/26 9:09 閲覧数(1172)
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みなさんこんにちはm(__)m
ヤマコロジーの時間です。

1月22日に最終日を迎えた
松山競輪開設67周年記念「金亀杯争奪戦」は
原田研太郎の優勝で幕を閉じました。

太田竜馬の番手から優勝したわけですが、
決して楽な展開ではなかったです。

山崎芳仁を連れた根本哲吏が、
四国勢に簡単に勝たせないという意気込みで決勝を戦いました。

3日目に準決勝が終わり、決勝メンバーも出そろいTVインタビューでのひとコマ。
根本は、何回も言葉を選んで話していました。
まるで、自分の意思を感じ取られないように…。
本人は「幸二さんが見ていたので緊張ました」
とごまかしていましたが、
「先行しようという気を隠しているな」
と私は感じました。

残り2周で中団を取った太田を抑え込むと、巻き返しを許さずそのまま先行。
最終ホームでは四国勢は外に浮き大苦戦。
番手の山ちゃんが有利と思われた最終バック、
浮いた外側を、今度は原田研太郎がまくって行きます。
番手からまくった山ちゃんを軽々と乗り越えました。
そのまま、後ろの地元濱田浩司を振り切って優勝。
昨年の広島記念に続いてGⅢ連覇となりました。

連日のレース内容も文句なし。
2日目優秀戦では、単騎の競走となりながらも爪あとをしっかり残し、
準決勝では、打鐘過ぎの一番苦しいタイミングでかまして先行するなど、
自分でチャンスを掴みにいった結果の優勝だったと思います。

研太郎は、GⅠでもまくって連勝して勝ち上がるなど、脚力は文句なしです。
ただ、最初からまくり狙いでレースを進めるために、
肝心の準決勝で失敗することが多かったです。
初日から切り札を出して、
準決勝から打つ手がなくなったという表現がしっくりくると思います。
4日間同じ戦法で勝てるほど上位は甘くないということです。

その癖が、昨年の夏あたりから解消されてきました。
今では、研太郎は緩んだら仕掛けて来る、
というイメージが出来つつあります。
こうなるとGⅠ制覇も近いでしょう。

そういった意味で、戦法に苦しんでいる選手はたくさんいます。
いわき平開設66周年記念「いわき金杯争奪戦」
初日12Rを走る、神奈川の松谷秀幸もその一人です。

ヤクルトスワローズから競輪選手になり、とんとん拍子でS級まで上がりましたが、
イン粘りを覚えた頃から、リズムが狂っていったと私は思います。
もちろん、度重なる落車などもあり本来のパフォーマンスが発揮できない、
といったこともあるでしょうが、根本的にはそこだと思います。

どのレースもイン粘りをベースに考えていく。
戦法の幅を広げたつもりで始めたイン粘りが、かえって戦法を狭めていきました。
これを打破するには、戦法を広げていくしかありません。
今、彼は必死で模索していると思います。
ここからはい上がってGⅠで活躍できる選手になれるかどうかは、
今懸かっていると思います。


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