本日午前十時ごろ。俺がその喫茶店でサントスなど嗜んでいると背中のほうの席から声がした。
「きのうはやっぱり永井が一番人気だったもんな」
「そりゃそうだ」
「そういえば二日目の不成立って何があったの?」
「俺見てないンだよ。トウセキビだったから」
トウセキビ=透析日と理解できる。まさにギャンブル決死隊一味の会話である。二人の顔を視認したい興味に駆られたが格下の俺は自重するしかない。二人がボンボンとオート・レースの話を交わしているから、珈琲がいつもより美味い。
さて四時間後、その喫茶店からゆるゆる歩いて二十数分のところにあるアオケイ社屋で俺は、明日から開催する青森競輪の新聞を作っている。テレビに映る大垣最終日を気にしながら。
最終の〈第十二競走〉は馬鹿のひとつ覚えで外国人のズブズブから先頭がいなくなる車券。②④⑦と②④⑨を買った。
早仕舞いできそうな「ペース」だし帰りに川口オートに寄ろうかな。
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