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松阪記念振り返り

2017/03/30 13:18 閲覧数(1104)
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みなさん、こんにちは<m(__)m>
ヤマコロジーの時間です。

先日行われた松阪記念開設66周年記念競輪「蒲生氏郷杯王座戦」は、
古性優作(大阪・100期)の優勝で幕を閉じました。

初日からの動きが抜群だったのが古性であり、
「必然だったかな~」とも思います。

初日の古性は、吉田拓矢の番手に飛び付き武田豊樹を捌きます。

中井大祐-古性の近畿ラインを吉田は打鍾でかましていきます。
武田も必死で付いていきますが、1輪程度車間が空いています。
そこを突かれた。
結論から言うと、武田は対処のしようがなかった…というのが私の見解です。

1輪空いたから飛び付かれた、
という見方は間違いではないですが、
そもそも、差し込んでかましに付いていけることはあのレベルでは難しいです。
練習のように、決まったところから駆けるとはレースでは決まってないので、
前の選手の動きを予期してマークしていきます。
そこで差し込んで付いていくことができるのは、相当脚力差がないと無理です。
前がA級の選手ならできると思いますが、今を時めく吉田拓矢です。
相当困難だと言わざるを得ません。

そこで古性に一振りされ、吉田は避ける。
そのまま外側に向いた自転車を内に切り替えます。
武田も続きますが、
内に切り返す動きと付いていく動きでは、どうしてもタイムラグができます。
そうすると、バンクの遠心力も重なってさらに車間が空きます。
そこで古性に「ドーン!」ともらった。
耐えきれなかった武田は一発で外に膨らみました。

ですから、負けた武田を攻めるより、
勝った古性のテクニックを褒めるべきだと思います。

この動きは、BMXで培われた動きです。
コーナーがさらに急なBMXは、競輪より自転車の操り方が重要になってきます。
そこで技術が磨かれていったのでしょう。

高松ウィナーズカップでは、
吉田拓矢の存在が若手選手の活性化を呼んだと新聞で書きました。
この松阪記念では、古性が追い込み選手を活性化させる、
しいては競輪界に刺激を与えるのでは…と思っています。

今回、
古性に負けた浅井康太も次のステージではリベンジを誓って乗り込んでくるでしょうし、武田も当然そう思っていることでしょう。
それに応える気の強さが古性にはあり、
さらにレースに緊張感を生むと思います。

もしかしたら、近畿のエースは古性になっていくのか…と思った松阪記念競輪でした。

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