今日はまず取手Ｇ１「全日本選抜」から、三日目は激戦の準決勝が行われて決勝進出９選手が決定した。

広いコースでやたらに内が空くので直線でズラリと横に並ぶレースばかり、そもそもＧ１の車券は買いづらいがこれではとてもまとまった勝負はできない。

2/19
取手11R S級決勝
[車 名 期県]
①武田　豊樹　 88茨▲
②新田　祐大　 90島◎
③浅井　康太　 90三○
④諸橋　愛　　 79新
⑤稲垣　裕之　 86京
⑥和田　健太郎 87千△
⑦平原　康多　 87埼
⑧神山　拓弥　 91栃
⑨三谷　竜生　101奈

並び
② ③ ６ ⑨５ ⑦１４８

数的優位は関東だが準決勝でも二段駆けを許さなかった⑨三谷が地元記念の反省を生かしてスンナリの展開にはさせない。

しぶとい三谷に⑦平原もそれなりに消耗するはず、それなら力で②新田・③浅井が飛んでくる。

並んでいるわけではないのにもう何度も大きなレースで両立している両者、これが今の競輪だ。

あとは好展開見込める地元①武田とどちらかの後ろにマークした場合の⑥和田の連下。

二車単
②→①③⑥
③→①②⑥

ガールズケイリンは今日も名古屋二日目と小倉ミッドナイト最終日、名古屋では今日も全くの無風で人気に推された選手ががしっかり上位を占めた。

６Ｒは石井寛子→奈良岡彩子→亀川史華→日野友葵→田仲麻衣美→越田恵美子→蓑田真璃という初手の隊列、残り２周で蓑田が動くと越田が切り替えて亀川の後ろが日野→麻衣美と蓑田→越田で並走になる。

打鐘前のバックまで進むと日野は亀川の内を掬って奈良岡後位に切り替え、亀川後位は蓑田が単独で追走する。

打鐘で奈良岡の外まで上がった亀川は最終ホームで寛子を叩いて主導権、寛子は脚力差で蓑田を捌いて簡単に亀川後位を奪取する。

亀川→寛子→奈良岡で最終バックを通過してその後ろが再び日野と蓑田の並走、あとはもう寛子がどこで踏むかだが当面の相手となる奈良岡が真後ろで早めには踏みたくないし、他の選手とは力が違いすぎるのでその必要もない。

十分に亀川を使った寛子は４角からようやく踏み込んで快勝、奈良岡もしっかり続いて②着となり逃げた亀川が③着に残った。

寛子は今日も楽勝の展開、連日勝ってくださいなのだからこれは当然だろう。

それにしてもあの展開であそこまで踏まないのはもう完全に追い込み、もちろんここはこれで十分だがすでに自力の決まり手は激減している。

おかげで亀川が③着に残ってしまったので⑦→⑥→④⑤を持っていた私とすればさっさと出ろよと言いたいところだ(笑)。

奈良岡は初手から寛子マーク、初日に内を掬おうとしてかえって危なくなったのもあり今日はそれこそただついていっただけになった。

これが一番確実ではあるが寛子が先述の運行ではこれを差し切るまでは難しい。

亀川は先行１車なのだからもっとずる賢く駆けるべきだが最終ホームでまともに飛び出して寛子に絶好の展開、しかし全然寛子が踏まないのでかえって残してもらったような形になった。

７Ｒは長澤彩→福田礼佳→細田愛未→松尾智佳→山本知佳→大和久保美→宮地寧々、残り２周で宮地が上がっていくと大和が追走する。

長澤を抑えた宮地が打鐘で主導権、長澤はいったん粘るような動きも見せるが大和も引かないのでスンナリ３番手に降りる。

細田は１車追い上げて最終ホームでは福田の外へ、長澤はここでまともに仕掛けては脚のある細田に利するだけなので後ろを確認しつつ仕掛けを待つ。

たまらず細田も仕掛けようとすると２角で長澤がそれに併せて発進、結局は細田が番手に入り直して人気両者の一騎打ちとなる。

私はこれでも細田が余裕で差せると思っていたが直線は「あれっ？」という感じ、長澤が逆に細田を突き放して力強く押し切った。

細田は伸びを欠き②着、これには離れたものの自ら追い上げた松尾が③着となった。

長澤は連日圧勝と言っていい内容、昨年末に松山決勝で差された細田を力でねじ伏せた。

地元戦でさすがに万全のデキ、しっかり勝つレースができれば自然に結果もついてくるだろう。

細田にはちょっとガッカリ、前回も申し上げたように位置取りをやるとそう脚を使っているように見えなくても意外と伸びない。

余裕で差し切ってほしい展開だったが今日は長澤が強かったと言うしかない。

松尾は枠なりに細田を追走、これは多少力が落ちても買える材料のひとつではある。

実際には細田にも離れているし相次ぐ新勢力の台頭で年々苦しくなっていくが、ここはよく頑張った。

2/19
名古屋6Rガールズ一般
[車 名 期県]
①山本　知佳　 110和◎
②大和　久保美 102青△
③福田　礼佳　 108栃
④田中　麻衣美 102新
⑤越田　恵美子 102石
⑥宮地　寧々　 110岐○
⑦日野　友葵　 108媛▲

初日③着の①知佳がまさかの予選落ち、今日は後方のまま終わってしまった。

もう少し素軽さがほしいがこの相手なら脚力上位、ある程度の位置が取れればまず勝ち負けだ。

強敵は⑥宮地、期待した前回小倉一般戦は③着に終わったがこのクラスでは常に車券に絡んでくる。

⑦日野もここなら十分に圏内、②大和はいい時と悪い時がはっきりしていて今回は後者だが枠なりに知佳に続ければ。

三連単
①→⑥＝②⑦

2/19
名古屋11Rガールズ決勝
[車 名 期県]
①長澤　彩　 　106愛◎
②蓑田　真璃　 110千
③松尾　智佳　 102媛
④石井　寛子　 104東▲
⑤奈良岡　彩子 104青△
⑥細田　愛未　 108埼○
⑦亀川　史華　 110兵

地元①長澤の完全優勝、同じ連勝でも楽なレースばかりの④寛子とは迫力が違う。

相手は⑥細田と寛子、細田には逆転も期待する。

あとは④奈良岡が押さえ。

三連単
①→⑤⑥→④⑤⑥
⑥→①→④⑤

小倉決勝は高木真備が逃げって優勝、土屋珠里・林真奈美の猛追をわずかに振り切った。

ダイジェストの映像は残り２周ですでに動きがある状態からスタート、おそらく林真奈美→高木真備→東口純→小坂知子→土屋珠里→中川諒子→浦部郁里という初手だったと思われるが、小坂が先に上がると土屋→中川が続いてそれに併せて高木も出ていく。

２番手に入った高木に対して中川がその後位に追い上げて打鐘、２センターから早くも高木が仕掛ける。

中川も追走するが連日位置取りを失敗している林もここで引いては話にならない。

高木後位で粘った林が中川に踏み勝って最終バックを通過、ここで最後方で脚をためていた土屋が一気に捲ってくる。

土屋は好回転で高木に迫り直線へ、高木・林・土屋でゴール前は大激戦になるが最後は高木がわずかに土屋の捲りを退けて完全優勝を飾った。

土屋は惜しくも初優勝ならず②着、林も同じく初優勝には届かず③着となった。

高木は予選のような楽なレースにはならなかったが新勢力をなんとか退けて完全Ｖ、近況は取りこぼしが目立っていたがここはしっかり締めた。

早めに仕掛けているし着差以上に強い内容、周りも力をつけてきたので簡単には勝てなくなっているが高木には一年間トップクラスで戦った昨年の実績がある。

土屋はあと１歩で初優勝、今日は脚をためての捲りで高木に迫った。

高木後位がもつれて展開も向いたが落ち着いて走れたのがなにより、いずれにしてもこれだけ走れるなら優勝は時間の問題か。

林も好勝負、好枠を得てそれをしっかり生かした。

今日は厳しく位置取りをやって高木後位を奪取、大垣では梶田舞に迫ったように脚はいいものがあるし、こちらも十分に優勝を期待していい。

期待した中川は林に踏み負けて大敗、こちらも高木の番手を狙った結果なのでこれは仕方ないが、今回は初日にも土屋を捲れず凡退したようにすっかり新勢力にやられてしまった。

ガールズケイリンは続いて佐世保ナイター、こちらは山原さくらと尾崎睦の一騎打ちか。

両者は今年すでに前橋で対戦しており、その時は山原が逃げた尾崎の番手を確保から差し切っている。

今年早くも２Ｖの山原に対して尾崎はまだ優勝なし、ここは逆転を狙ってくる。

2/19
佐世保6Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①山口　優衣　 108佐△
②宮安　利紗　 106岡
③尾崎　睦　　 108神◎
④野口　のぞみ 110長○
⑤井上　玲美　 104東
⑥高橋　梨香　 106埼▲
⑦大谷　杏奈　 110愛

③尾崎で断然、機動力でねじ伏せる。

相手はまず地元④のぞみ、前回広島では②②④着と活躍した。

⑥梨香も力は互角以上、あとは同じようなタイプだが枠順から⑦大谷より絶好調の①優衣を拾う。

三連単
③→④⑥→①④⑥

2/19
佐世保7Rガールズ予選1
[車 名 期県]
①佐藤　亜貴子 108神○
②田仲　敦子　 104熊▲
③明珍　裕子　 104島
④青木　美優 　106栃
⑤森　美紀　　 102福
⑥佐藤　友香　 110青
⑦山原　さくら 104高◎

６Ｒと違ってこちらは絞りやすい組み合わせ、⑦山原は前回取手で梶田に完敗も相手が悪すぎただけで自身の調子はいい。

順当に①亜貴子と②田仲が相手となる。

三連単
⑦→①＝②