初めて競輪を知ったのが四年前の春である。

父が、大の競輪好きでその当時全くというほど私は競輪について知らなくて、父が選手名を言うんだけどもポカーンとして全く分からなかった。

20歳になって、パチンコ・競艇・競輪・競馬・オートレースといったギャンブルはその単語だけ知っているだけで、全然どんなことか分からかった。

-四年前の春-
20歳になった私を、父が「一度、熊本競輪に見に行かないか？競輪場で間近に見ると魅力あるけん見て損はなか。」という父からの押しで熊本競輪場に行くことにした。

熊本競輪場に着くと、見たことない光景。
新聞に赤ペンを持っているおじさん達。
円型のバンク。
スタートをきって、ずっと「回っているだけじゃん」と思っていたけどいきなり鐘がなりバラバラになって競合いの姿に「危なっ」と思いハラハラドキドキしている時に「ゴール」といったぎこちない様子で初めて見ていた。

選手紹介で、父に「何で、３人組とか２人組になっとると？」って言ったら父が「これはラインと言うとたい。地区事にラインというのを組むんだよ。」と。
なるほど、そういうことか！と気づいた。

必死に前の方が逃げて、真ん中の方が横に振って守る。
そして、３人組が確定番に独占し父が「ライン=絆だよ。」と言った。
その事に思わず、「すげー、競輪って魅力あるじゃん」と思った。

車券は買うことは無かったが、見て確かに魅力的だったし興奮していたのは間違い無かったのでこれから競輪について深く理解していこうと心に思い、競輪に出会って良かったと思った。父に感謝したい。
これから競輪を好きになったきっかけになった。

(その時、確かチャレンジでデビューしたばかりの小川真太郎選手とA級で不破将登選手を見た記憶があります。)

2016年に熊本地震があり、熊本競輪場が使えない状態にあります。
復旧工事で、21年の12月ぐらいのメドであるということであり心待ちにしています。
その時は、たくさんの応援をし競輪を初めて見た時を思い出しながら楽しもうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
読みづらくてすみません。