かれこれ３０年前の話になりますが学校を卒業し会社勤めで給与を手にしてふと競輪というギャンブルやってみようと近くの前売り専用サテライトとと言ってもかなりの距離がありましたがドライブがてらによく車券を買いに行ったものです。

もちろん携帯電話スマホ中継とかそんな便利なもの等在るはずもなく発走後７分してから電話で結果を聞くのが楽しみでした。
当時電話投票とか有ったのか分かりませんがあったのでしょう。

しばらくしてから存在を知りましたが最低でも3万か5万円の担保金が入り先払いのお金等当時は無理なものがあり手続きも面倒で私には到底作れ無いものでした。

レースの流れラインとか先行とか番手、競り等のルール全くの無知で出走表の一着回数、前回成績等を見て(当時は2連単のみ)買ってましたがそう簡単に当たるはずもなく実際に観戦してみようといざ競輪場へ！

打鐘が鳴って自分が買ってた車券があっさりとゴール線を通過してよしと声をあげおうっ競輪場まで来て良かったこんな簡単に当たるのかと思い切りや選手達はまだまだ全力で走っています。

そうまだ一周残っていたのです。その後他のラインから捲られたか差されたかは記憶には有りませんが勿論ハズレとなった訳です。

スタンドでの恥ずかしかった出来事と一瞬にして紙切れになった車券が宙に舞った二十歳の春でした。